Googleさん, そんなのはユーザの利益ではなくて企業のご都合主義だよ

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先週末にWall Street Journalに載った記事は、Googleが最近ますます、検索結果において、中立公平な結果よりもGoogle固有の項目を優先している、と報じている。そのため、以前は上位にあったサイトやリソースが今では下の方にある、というのだ。この傾向がとくに目立つのがGoogle Placesと地域検索だが、製品検索、住宅ローン検索、保健医療検索などでもそれはある。

このような非難は前にもあった。とくに険(けわ)しかったのが、Google vs. Yelpだ。CitysearchやTripadvisorのトラフィックも、影響を受けているようだ。Googleは昨日(米国時間12/12)、公益部門のブログの”Local Search: It’s all about the best answers for users”(地域検索: それはすべてユーザにとってベストの答を目指した結果だ)と題する記事で、回答している。

けっこうだね。自分をごまかしちゃいけない。それはすべてGoogleにとってベストの回答、ではないか。”NY Chiropractor“(ニューヨークの指圧師、上の画像)や“NYC spa”(ニューヨークの美容サウナ)などの地域検索のクェリで、Google Placesのリストが優先される理由を、ほかにどう説明できるんだい? どちらのクェリでも、結果の上位7つはGoogle Placesのページを持ってる広告主のリンクだ。

上位7つのリンクがすべて、Google Placesに載ってるお店なのは(それは右のGoogle Placesのリンクをクリックすると分かるが)、単なる偶然なの? いちばん重要な検索結果の最初のページに、公平中立な検査結果と思われるリンクは、一つもないよ。しかも、指圧師の検索では、最初の二つのGoogle Placesの結果は黄色い“タグ”が付いたやつで、それらは小企業向けの25ドルの地域検索広告を買ってる広告主だ。でも、ふつうの広告リンクがピンクの背景色で強調されているから、そのあとにある二つの結果は、公平正常な検索結果のように見えてしまう。

Google Placesの結果が最初のページを占拠してしまうことは、つねに起きるわけではない。小さなフォントのボックスで現れたり、1項目わずか2行で表示されることもある。“Columbus mechanic”(コロンバスの自動車整備屋)や“NYC gym”(ニューヨーク市のジム)で検索すると、ぼくの言う意味が分かるだろう。

地域検索の結果の表示が、いつもこんなに露骨なわけではないが、基本的には同じだ。メインのリンクはお店のWebサイトだが、Google Placesのリンクも目立つ。いずれにしても、地域の企業に対するメッセージは明白だ: 貴店のプロフィールをGoogle Placesに載せなさい、そうすれば検索結果の最初のページの良い位置に貴店が表示されますよ。

このやり方は、ユーザにとってベターだろうか? ま、それは、Google Placesに載ってるお店次第だね。中には、すごくいいお店もあるだろう。でも、いろんな地域検索を試してみると分かるが、最上位ばかりではないけれども、なにしろ最初のページを大々的に占拠するのはGoogle Placesのお店だ。それらのお店がすべて、公平中立な結果で出てくる…Googleの広告を買ってない…お店よりも良い、ということはあり得ないだろう。ただしGoogle Placesはまだ新しいサービスであり、開発途上だ。だからGoogleはあえて、検索の最初のページでそれらのお店が目立つようにしているのかもしれない。長期的にはそれは、予定調和みたいなものになり、どのお店も、Googleに見つけてもらうためのもっとも重要な方法としてそれ(Google Places)を選ぶようになるのだろう。

Citysearch、TripAdvisor、YelpのようなSEOフレンドリな地域紹介やリビューのサイトは、当然ながら、このえこひいきに怒っている。彼らは、自分たちのこれまでのおいしい市場から、俺がルールだと主張する検索エンジンによって、追ん出されようとしているのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))