Google、企業向けChrome普及に本腰―Windowsインストーラー版をリリース

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2009年9月にわれわれはGoogleがビジネス・マーケットにChromeを浸透させようとする面白い試みを紹介した。これはIEをChrome化しようとするChrome FrameというIE用プラグインだった。 IEの内部でChromeのUIが体験できるというものだ。Googleがこれを開発した動機は、IT部門が新しいソフトのインストールを禁止しているため企業内ユーザーの多くがChromeを利用できないでいることに気づいたからだった。

今日(米国時間12/16)、GoogleはChromeの企業向け普及にさらに本格的に取り組む姿勢を見せ、MSIインストーラー版、つまり標準的なWindowsのインストーラー・パッケージ版を発表した。

今日、Windows、Mac、Linuxそれぞれの環境で企業のIT 管理部門が簡単にChromeの設定と導入を行えるようになりました。」 とGoogleはChromeブログで発表した。Googleでは、この新しいChromeインストーラーは、企業が標準的なアプリケーション管理ツールを用いて、Chromeを管理下のユーザーに導入できるようにするものだとしている。Googleはまた企業のIT管理者がセキュリティーの面でChromeにどのような設定が可能か、ガイドラインを示している。

Googleはまたこのセキュリティー設定はブラウザだけでなくChrome OSでも同様に可能(もちろんMSIインストーラーを通じてではない)だと付け加えている。やはりGoogleはこの分野でMicrosoftを激しく追い上げようとしているようだ。Googleはシステム管理者にIEの置き換えを勧めているだけでなく、Windowsの置き換えも勧めているわけだ。それどころかGoogleはローカルのシステム管理者自身も不要にしようと狙っている。

Googleでは、過去数ヶ月、Vanguard、Boise State University、 Proctor & Gamble、それにもちろんGoogle自身などの大企業と協力しながらChromeの新しい導入方法を開発してきたという。

しかしGoogleは、今回のツールでも多くの企業にChromeを使わせるには不十分だと考えているようだ。今回のインストーラー版は、今後発表される一連の企業向けChromeの計画の一つにすぎないという。ブログにはわれわれは、Chromeの次のバージョンがより柔軟にカスタマイズでき、企業にとってさらに役立つものとなるよう、懸命に改良の努力を続けています と書かれている。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01