2011年の期待の製品、トップ10〔抄訳〕

次の記事

Chirpstory―ツイートをまとめてストーリー化するTogetter国際版が日本から登場

やれやれ、やっと2010年が終わる。いや別に2010年が格別悪い年だったというわけではないが、ガジェット系ニュースといえば、iPadがどうした、iPhoneがこうした、それにAndroidのニュースがちらほら、で終始した年だった。

以下に紹介するのは201年にリリースが期待されている製品で、こうした製品が実際に登場すれば2011年はもう少しバランスの取れた年になるかもしれない。もちろんAppleは引き続き重要な役割を果たすだろうが、任天堂やソニー、さまざまなスタートアップも応分のスポットライトを浴びる年になるとよいと思う。

〔以下、任天堂3DS、iPad2、Motorola Droidタブレット、ソニーPSP携帯について訳出〕

3DS

背景:任天堂は3D版のGame Boyを去る3月に突然発表した。「Nintendoだぜ! 3D版のDSを開発してるぜ! バイバイ!」、とそれだけでほとんど説明なしの唐突な発表だった。”
しかしその後E3で3DSの実機が公式デビューし、われわれも手に取ることができた。それでも依然として価格やリリース時期については不明のままで、業界では大量の推測が飛び交った。任天堂はついに、「3DSは当初2010年の出荷を計画していたものの、2011年2月26日に日本で、3月にアメリカとヨーロッパでリリースされる」と公式発表した。

2011年への期待: 3Dは楽しいが、今のメガネ方式は魅力を減殺する。3DSはメガネなしで本物の3D効果を実現している。 ハリウッドは3D技術の利用でヘマつづきだが、Nintendo
3DSは3D技術を初めてメインストリームに普及させることになりそうだ。当初は$300前後とかなり高価なものになるが、性能は〔赤黒2色で不評だった〕Virtual
Boyの比ではない。これは実際すごいマシンだ。読者もBest Buyで実機を見れば3D化するとゲームがどれほど魅力的になるか実感できるだろう。

iPad 2

背景:Steve JobsはサンフランシスコのMosconeセンターで皮張りのソファにのんびりと腰掛けてiPadを自由自在に操ってデビューさせた。以来3ヶ月でiPadは300万台が売れ、今や史上もっとも成功したデバイスの一つとなった。iPadは全タブレット市場の95%を独占しているという推定もあるほどだ。しかしiPadも完全ではない。外部機器の接続ポートがないし、カメラもない。4:3の画面の縦横比は映画の再生には適していない。そこでiPad
2の登場が待たれている。

2011年への期待: Appleは現在のiPadからさまざまなサイズの製品を容易に派生させることができる。それぞれがベストセラーになれる可能性がある。しかし、次のような点についてはAppleもユーザーの要望を聞いて
iPadシリーズに追加してもらいたい。まず最初期から少なくとも1台のカメラが必要だと強く批判されてきた。これはFacetimeにみられるような最近のAppleのバーチャル化戦略にも適合するものだ。またスクリーン・サイズを多少犠牲にしても安いバージョンが欲しい。

Motorola Droid Tablet

背景: 現在のAndroidタブレットはいずれも物足りない。その中ではベストのSamsung Galaxy Tabでさえ熱狂的なAndroidファン以外には大してアピールしないだろう。これはSamsungその他のメーカーが悪いせいではない。Googleの現行のAndroid
OSは要するにタブレット向けではないことが原因だ。Android 3.0は初めてのタブレットを前提としたAndroid OSとなる。そしてMotorola
Droidが最初に市場にリリースされるタブレット・デバイスとなりそうだ。一般消費者はAndroidというよりむしろ最大のヒットシリーズとなったDroidブランドに馴染んでいる。

2011年への期待:MotorolaはAndroid携帯の開発には十分な経験がある。Androidハードウェアとしては最高だ。マーケティングもうまい。MotorolaとGoogleはタブレットの開発で密接に協力していると報道されているので、Androidの現在の問題点の多くも解消されることが期待できる。両社がAppleの例を見習って、ハードのスペック中心ではなく、ユーザー体験を中心した製品づくりを進めてくれるよう願う。ハードウェアといえば、Tegra
2搭載は大歓迎だ。

Sony PSP 携帯

背景:Android携帯は携帯市場ですでに地位を確立した。消費者の多くはDroidというブランドだと思っているようだが、Motorolaのマーケティングの大成功はAndroid製品全体の成長をもたらした。しかしSony
Ericsson,のAndroid携帯、Xperiaは残念ながら市場のリーダーとはいえない。これに対してPSP携帯は初めてのゲーム機ベースの携帯として大きなインパクトを与えるかもしれない。

2011年への期待:モバイル・ゲームではAppleがiPhoneで事実上市場を独占している。Android版にはこれというゲームがほとんどない。しかし人気のあるPSPゲームなら山ほどある。もしSonyが携帯におけるAndroidのパワーとPSPのゲーム・ライブラリーを組み合わせることができれば、Androidのマーケットで大いに利益を上げることは可能だ。もちろん、携帯キャリヤの設定と価格設定次第ではあるが。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01