Skype CEOインタビュー―「お詫びのクレジット配布する。ダウン原因は調査中」

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Skypeは昨日の大規模な障害からまだ完全には回復していないものの、だいぶ正常にに近づいた。インスタント・メッセージにはまだ遅れがある(メッセージが通るかどうかは運任せだ)が、音声通話には問題ない。 というのも、私はSkypeのCEO、Tony BatesにSkypeでインタビューしたばかりだからだ。Batesによれば、1600万人から1700万人のSkypeユーザー、つまり約80%のユーザーはサービスを正常に利用できるようになったという。「われわれは段階的にユーザーを復帰させている」とBatesは語った。

Batesにとって何よりも優先するのはサービスの運営を正常に戻し、Skypeがユーザーの信頼を失わないように努めることだ。 事態収拾の手始めとして、Batesは今日(米国時間12/23)システム障害について謝罪し、お詫びの印しとして一定額のクレジット(そう、無料通話ができる)をユーザーに配布することを発表する予定だ。これは適切なアプローチだろう。Netflixもストリーミングがダウンしたときユーザーに無料で映画を配った。ただし、クレジットの配布はすでにSkypeOutアカウントを開設している有料ユーザーだけが対象となる。

ダウンの原因が何だったのかはまだ明らかでない(少なくともSkypeが発表できる段階にはない)。私は「Skypeでは何らかの攻撃があったとは考えていないのか?」と尋ねたのに対し、Batesは次のように答えた。「現在のところわれわれはどんな可能性も排除していない。われわれが知っているのはこういうことだ。多数のSkypeクライアントがネット上でスーパーノードの役割をになっている。つまりP2Pネットワークの巨大な電話帳のようなもので、Skypeクライアンが別のクライアントを見つけるのを手助けしている。これらのスーパーノードが何らかの原因で過負荷となったのがシステムダウンの原因だ」

Skypeがシステムを回復させるためにはまずこのスーパーノードを再構築する必要があった。そのため、通常はグループ・ビデオやオフラインIM機能のために用いられているサーバを動員している。そのためこうした機能がまだ利用できないわけだ。しかし既存のサービス用のサーバを利用するというのは短期的な措置だということは明らかだ。Skypeとしては長期的にどのような対策を取るか早急に決める必要に迫られている。

根本的な原因が何だったのであれ、今回の大規模なシステムダウンでSkype網の弱点が明らかになった。スーパーノードがダウンすればサービス全体がダウンする。

アップデート: 下のビデオはCEOのBatesからユーザーへのお詫びと事態説明のメッセージ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01