Twitterへ:今や「人気」だけなら誰でも手に入る

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休みが明け、サンフランシスコに戻る飛行機で機内誌を読んで暇をつぶしていると、Twitterのファウンダー、Evan Williamsの似顔絵と共にこの人気サイトに関する一般乗客用Q&A記事が目に飛び込んできた。

インタビューの最初は、Williamsがブロギングを発明した人物であるという聞いたこともない無駄話(「Blogger」を発明したという意味だったか?)。しかし肝心だったのは、Q&Aの終りにビジネスモデルに関するさまざまな懸念についてWilliamsが言った答えだ。「インターネットに限らず、人気がありすぎて死んだという話はあまり聞いたことがない」。

Williamsは正しい。しかし、人気が〈あっても〉死んでいった話は数知れない。例えばFriendsterはユーザー数ではTwitterの足下にも及ばなかったものの、インターネットの歴史である期間、同じくらいの社会現象だった。他にもNapsterは人々のインターネットに対する見方を根本から変え音楽業界を永久に崩壊させたが、買収され合法サービスとして再出発してからもビジネスてして成立することはなかった。そしてMySpace ― ここはうまい出口を見つけたが、Yahooを圧倒するはずだったページビューにはほど遠かった。しかも、Googleとの広告契約のおかげでようやく収益$1B(10億ドル)を達成したが、その契約も更改されなかった。

規模は小さいが、ChatrouletteのようなキワモノやSpotifyのようにキラーだが課題も多いアプリもある。さらに微小レベルでは「インターネット有名人」とされる人たちがいる。ごくわずかの人たちを除いてテクノロジー業界の外で知られることはなく、ハリウッドの代理人がいくら頑張ってもネット上での人気をテレビ出演や現金収入へと転じることはできない。オフラインの世界では、並外れて人気のあるものはほぼすべてが大衆文化から自然に生まれている。

誤解してほしくないが、オンラインでも人気は重要だ。何かを立ち上げて、大量のユーザーを獲得すれば、そこには何らかの価値がある。上に挙げた例でさえ何らかの価値があった。そしてTwitterは、かつて消えていったどの人気サービスよりも大きなスケールで人気がある。私は、この会社が数年のうちに収益化の方法を見つけると固く信じている一人だ。それがベンチャーキャピタルの務めだ。

しかしここ数年ウェブの世界では、訪問者獲得が再び容易になったことが明らかになってきた。インターネットユーザーが10億人となった今、訪問者数はインフレの時代だ。しかもその大部分が、シリコンバレーでまだほとんど理解されていない新興市場のものだという事実を踏まえると、こうした訪問者数の価値にはさらに疑問を感じる。About.MeのTony Conradは、この新しくて簡単な集客方法に関して、まるで彼のサイトのユーザー数のすばらしい伸びの注意書きのように語り、Twitterが数年前と比べていっそう早くユーザーを集められることに感心している。

Twitterは傷ついてはいない。同社は最近の資金調達ラウンドで、$3.7B(37億ドル)の評価額を得ており、私は今でもこの会社の収益化について楽観的だ。今でもTwitterが$1B(10億ドル)以上の出口を実現すると思っている・・・いつかは。しかし、人気のあるもの、世の中を変えられるものすべてが、自動的に金を稼ぐようになるわけではないし、時間は刻々と迫っている。特に、他のWeb 2.0の大物、LinkedIn、Pandora、Facebook、Zynga、Grouponらがみな、何らかの確固たるビジネスモデルで金を生み出しつつある今。

もしTwitterがこの選ばれたグループに居続けたいなら、2011年には人気以上の何かを創出する必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi)