オンラインのギタータブラチャがHTML5で使いやすくなる

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オンラインのギタータブラチャを探したことのある人はご存じのはずだが、それはいつでも惨めな経験に終わる。第一に、良いものがない。ヒット曲のタブラチャはたくさんあるが、正しくないものが多い。また、運良く目的のものを見つけた場合でも、それを使うことが苦痛だ。

いちばん簡単なタブは単なるテキストで、音符はASCII文字で表現されている。それは使えることは使えるが、紙に書かれた〜印刷されたタブを見るのと同じで、コンピュータが介入している意味が全然ない。

そこでここでは、MozillaのHacksポータルで紹介されている実験を見てみよう。これはFirefox 4の上で見るマッシュアップで、HTML5をうまく使えば未来のタブはこうなる、という見本だ。デモをここで試せるが、ただしブラウザはFirefox 4を使うこと。

ギターを長年弾いている人は、ASCII文字のタブよりはずっとましな、Guitar Pro、Power Tabといったアプリケーションをご存じだろう。これらのアプリケーションは、ユーザの弾く速度(今弾いた音符)に合わせて曲を再生してくれる。また、ループ、スロー演奏など、練習を支援するいろんな機能もある。

問題は、それらのアプリケーションの一部は有料だし、しかもタブラチャのファイルフォーマットに標準性がない。だから、まず正しいタブかどうかを見分けるのが難しいだけでなく、アプリケーションAのためのタブをアプリケーションBで使うということが、なかなか難しい。

Mozillaが紹介している今回の実験は、こういった問題の一部を解決してくれる。実験制作者のイリノイ州立大学大学院生Greg Jopaが実験に使ったツールは、Firefox 4のAudio Data APIとMusicXML、それにオープンソースのVexflowを使ってタブをブラウザ上に表示している。ユーザは、何もダウンロードしなくていい。

いろんなブラウザの上で一般的に使えるようになるまでには、相当時間がかかるだろう。今はFirefoxの最新バージョンだけだし、音もギターの音というより1998年ごろの携帯電話の着メロみたいだ。でも、今後が楽しみなプロジェクトであることはたしか。

今のところ、ブラウザの上でギターのタブを演奏するためのソリューションが、もう一つある。それは、Flashを使っているSongsterrで、なかなか良くできてる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))