ネットの中立性そのものが気に入らないVerizon, FCCに規制の権限はないと訴訟へ

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こうなることを誰が予想しただろうか?(おー、みんな予想してたか)。Verizonはネットの中立性が嫌いらしくて、よくある出方として、FCCには規制の権限がないと主張することによってルール逃れをする路線を選んだ。要するに、議論に勝てなければ相手の人物の悪口を言うという、分かりやすい喧嘩のやり方だ。ネットワーク上のデータをすべて平等に扱うという規定が嫌なVerizonは、そうしなくてもよいよ、というお墨付きを法廷から得たいのだ。

Verizonは、“オープンなインターネットの維持に向けて真剣に努力する”と言いながら(彼らの’オープン’の意味はよく分からないが)、同時に、“ブロードバンドネットワークとインターネット本体に対してFCCがきわめて包括的な規制の権限を持つことに対して深い懸念を抱いている”のだ。”きわめて包括的な(sweeping)”という大げさな言葉を使うことによって、今にも天が落ちてくると印象づけたいのだな。きわめて包括的な規制って何だ? 一体彼らは、何を敵に回しているつもりなのか?

彼らが攻撃したいのは、ISPはユーザとユーザのデータをゴミのように扱ってはならないという、ネットワークの中立性に関する規制だ。ゴミのように扱いたい企業にとっては、これは不倶戴天の敵だ。

VerizonはFCCに権限なしとする訴状を、Washington, D.C.の連邦上訴裁判所に提出した。ここはかつて、FCCにはネットの中立性に関する規制を作る権限がないと裁定した裁判所だから*、Verizonは柳の下の二匹目の泥鰌をねらっているのだ。〔*: この裁定に対してFCCが巻き返しに出たいきさつについては、Groklawなどに解説記事がある。〕

一方FCCは、ネットの中立性には堅固な法的根拠があると主張しているが、ニューヨーク大学の法科大学院(ロースクール)は、違う見解だ。

いずれにしても、これは個人の利害に関する案件だから、われわれは眉にしっかり唾を塗って、事態の推移を見守るべきだ。

でも、ISPはすべてのデータを平等に扱え、という主張に対する、納得できる反論はこれまで一つも見たことがないけどね。平等に扱ったら、消費者の利益にどう反するというの?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))