ビデオ検索エンジンのQwikiが一般公開
TechCrunch Disrupt最優秀賞を受賞したQwikiが今日(米国時間1/24)12pm PSTに一般公開される[訳注:すでに公開中]。この一週間Qwikiのニュースがあふれていたが、中でもFacebookの共同ファウンダー、Eduardo SaverinとYouTubeのファウンダー、Jawed Karimがリードした
$8M(800万ドル)の調達ラウンド は大きな話題だった。ニュースをフォローしていない方のために説明すると、Qwikiは主としてWikipediaの記事を写真やビデオと統合し、音声読み上げするサービスだ。
自らを「情報体験」と謳うQwikiは、リリースによるとスタート時点の項目数は約300万点、ユーザー数は数十万人とのこと。公開前の話題作りに成功した証しとして、週末のうちにおふざけクローンサイトがわずか321行のコードで作られた。
この公開アルファ版の新機能には、Qwikiを投稿、ツイート、メールまたは埋め込むための「共有」、YouTubeビデオや写真などのコンテンツをQwikiに投稿したり、音質に関してフィードバックを返す「このQwikiをさらに良くする」、一つのQwiki項目の全情報が入っている「コンテンツ」セクションなどがある。
Qwikiでは、多数のコンテンツソースを揃え、iPadアプリを作り、最終的にはパブリッシャーが自分のコンテンツをQwikiに変換できるカスタム版パブリッシングプラットホームを公開する計画だ。
Doug ImbruceとLouis Monier率いるQwikiチームの手腕は、Qwikiが公開前にこれほど大きな注目を集めた理由の一つで、CTOの Monierは、ウェブ初期の検索エンジンAlta Vistaのファウンダーだった。
今回の挑戦についてMonierはこう言って意欲を見せる。「Qwikiは検索ではない ― これは新しいメディアフォーマットであり、情報消費の画期的方法である」。
TechCrunch Disruptの際のデモを下に貼っておいた。
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(翻訳:Nob Takahashi)