Facebookの2011年の目標―多数のプラットフォームをHTML5を通じて緊密に統合化していく

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今日(米国時間1/25)、サンフランシスコで開催されたInside Social Appsカンファレンスで、Inside NetworkのJustin SmithがFacebookのCTO、Bret Taylorと壇上で対談した。

ここでは昨年のFacebookについての興味ある話題が幅広く取り上げられた(Taylorによれば昨年Facebookはスパムを95%カットすることに成功したという)。しかし同時に2011年に同社が目指す重要な目標についても語られた。ではFacebook Platformはこれからどこを目指すのか?

Taylorは非常にモバイルが2011年のFacebook Platformにとって重要な領域であることをはっきりした言葉で強調した。しかしもっと大局的に見れば、Facebookが情報をストリーミングする方法が多すぎるという問題があるとTalorは指摘した。

われわれがシステムをアップデートするとき、7種類の異なったバージョンをメンテナンスしなければならない」とTaylorは述べ、そのうちのいくつかを種類を列挙した。facebook.com、m.facebook.com、touch.facebook.com、iPhone版、Android版、等々だ。「これは信じられないほど面倒な作業だ。しかもそれぞれの環境ごとに機能にばらつきが出てしまう」と彼は説明した。

TaylorはこれはFacebook自身にとってだけでなくサードパーティーのデベロッパーや提携パートナーにとっても大問題だと指摘した。ではこの問題にFacebookはどのように対処しようとしているのか? 答えはHTML5だという。

TaylorはシリコンバレーではHTML5についてさまざまに長所が論じられているが、彼自身、長期的にみてプラットフォームの差異を吸収するための回答がHTML5だと信じていると述べた。「現在HTML5をサポートするデバイスを通じて1億2500万人のユーザーがFacebookをひんぱんに訪問しているので、われわれはすでにこのトレンドに少々先んじている。しかしわれわれはこの流れをさらに押しし進めていく。HTML5は成熟した安定したプラットフォームとなる入り口まで来ている」とTalorは語った。

今年、FacebookはサードパーティーのデベロッパーがHTML5ベースの開発を行うのを手助けするためにさまざまなツールを提供していくという。

「ではFacebookは プラットフォームの統一性を高めるするために、HTML5のようなテクノロジーを利用してシステムすべてを書きなおす、あるいは再編成しようとしているのか?」という司会のSmithの質問に対して、Taylorは「“長い目で見れば、そのとおりだ。それがわれわれが目指している方向だ」と答えた。

TaylorはAppleとGoogleがデスクトップ、モバイル両方の環境でWebブラウザをHTML5をベースにしたことはHTML5を普及させるためにすばらしいことだと認めた。「この会場に集まっている全員にとって非常に重要なことだ」とTaylorは述べた。

またTaylorは「ネーティブアプリに比べるとHTML5にはまだ機能的に問題点が残っている。しかしその差は急速に縮まっている」と結論づけた。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01