BingのGoogleコピー疑惑にMicrosoftが反論:Googleの出した証拠は「極端な例外」

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今日(米国時間1/31)午前、完璧なタイミングで行われたBigThinkカンファレンスの「スパム戦争に勝つのは誰か」座談会で、GoogleのMatt Cutts、BingのHarry Shum、BlekkoのRich Skrentaが顔を合わせ、最近検索マーケットで起きている劇的変化について語った。BingがInternet ExplorerとBingツールバーを使って集めたGoogleのユーザーデータを使っているという、Googleの告発についてである。

Cuttsは、Microsoftによる「われわれはGoogleの検索結果をコピーしていないという声明に反論し、「Microsoftはコピーしていないと言ったが、われわれには証拠のスクリーンショットがある」と言った。Danny Sullivanの記事によると、Googleが仕掛けたおとり検索クエリが、何週間後かにBingに表示されていることから、BingがGoogleのデータを使って検索結果を調整しているように見える。下の画像を見てほしい。

「Googleの技術者たちは、われわれが新しい形態のスパムを発見する手助けをしてくれた。できればマスコミに流れる前にGoogle技術者からわれわれに教えてほしかった」とShumは言った。さらに「各検索エンジンが結果をランク付けする方法を見れば、Matt Cuttsが数少ない極端な例を挙げていることがわかる。われわれが実際何かをコピーしたということではない。われわれは、われわれの顧客から学んでいるのだ。それともデータはGoogleのものだというのか?」

Cuttsはこれに明確に反論し、コピー行為が同社の人造検索実験で証明されたこと以上に及んでいることを示唆した。「われわれは、人造クエリだけでなく、他にも多くのクエリによってGoogleの検索結果が表示されるのを見た」と言い、こう続けた、「われわれはGoogleのランキングにBingユーザーのクリックデータを使っていない」

その後もCuttsは、Microsoftの回答に驚いていた様子を見せた。「検索の仕事を始めて10年になるが、こんなことは初めてだ。」

Shumは、彼の主張の大部分に関する公式声明を発表したが、Bingがコピーしていないことを特に強調した。

「まず、われわれは顧客全員から学んでいることを明確にしておきたい。今日の話に出てきたのは、検索ランキングの末端で極端な例外を作るための推理小説風寸劇だ。あれはライバルによる創造的な戦術であり、お世辞だったと理解している。しかし、ユーザー体験を改善するための多くの情報の一つとして、オプトインによるユーザーデータを利用するわれわれの方法を、正確に表してはいない。」

BingによるGoogleコピー疑惑は、激化する検索エンジン戦争における最新の戦場だ。パネルの進行役を務めたTCゲストライター、Vivek Wadhaがこう指摘した。「Googleが独占業者となり、Microsoftが競争相手、Blekkoはこっそり観察する傍観者という世界に、今われわれが生きていることは実に興味深い。」

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(翻訳:Nob Takahashi)