AOL、月間2600万のユニークビジターを誇るHuffington Postを$315Mにて買収
Super Bowlの日に話題をかっさらったのはArianna Huffingtonだと言って良いかもしれない。TechCrunchの親会社でもあるAOLがHuffington Postを$315M(3億1500万ドル)にて買収した。多くの人がこのニュースには驚いたことだろう。
The Huffington Postには月間で2600万のユニークビジターが存在し、アグレッシブなCEOの元、インターネット界のメディアカンパニーとして大きな注目を集めている。尚、The Huffington Postには以前にも買収の話があった。Yahooとの話は、まとまるかもしれないと思われた。もちろん今回の件にて、Yahooとの話はご破算となった。
こちらのビデオでは、ArmstrongとHuffingtonが買収にいたるまでのプロセスについて話をしている。最初の出会いは11月で、AOLの描く「ビジョン」にも感心したのだとのこと。もちろんAOLの提示した金額も大いに心を動かしたことだろう。3億1500万ドルという金額は、Huffington Postの来季売上の5倍を少々下回る額なのだ。話し合いは3ヵ月続き、ついにHuffingtonが「AOLを終の棲家としたい」と述べるにいたったというわけだ。
昨年6月にはAOLがYahooを$360M(3億6000万ドル)で買収するのではないかという記事を掲載したことがある。今回Huffington Postの買収には、噂された金額にわずか$45M(4500万ドル)足りないだけの金額を提示したことになる。
巷ではHuffingtonCrunchないしはCrunchington Postなるメディアが誕生するのではないかなどというジョークが出回っている。念のため伝えておくと、Huffingtonの肩書きは、AOL全般にわたっての「Editor In Chief」ということになっている。「全般」とはすなわちEngadget、Urlesque、そしてもちろんTechCrunchを含んでいる。今後は、ファミリーとして活動していくこととなる。
Huffington Post買収についての意見や情報はこちらやこちらでもお読み頂ける。
ちなみに、本ニュースを最初に伝えたのは、AllThingsDのKara Swishだった。
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(翻訳:Maeda, H)