ハックされない唯一のブラウザだったChromeが, 今年は参加料を払って再びコンペに参加

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昨年は、ハッカーコンテストPwn2Ownによる2日間ぶっ通しのハッキングに耐えて無傷だったブラウザはただ一つ、Google Chromeだけだった。IE8、Safari 4、Firefox 3、それにiOS上のSafariも、一日でノックアウトされたが、Chromeには全挑戦者が歯が立たなかった。Chromeの”サンドボックス”を破ったら賞金が1万ドルだったが、実は誰もトライしなかった。挑戦しても無駄だ、と思っていたのだろう。そして今年はなんと、Pwn2OwnはChromeを最初から招待しなかった。そこでGoogleは、参加料を払って仲間に入れてもらうことにした。

Pwn2Own 2011のラインナップが発表されたのは2、3日前だが、Googleは今日(米国時間2/7)わざわざ、このイベントにおける自分の役割をやや詳しく説明した。その記事の中でこう言ってる: “Chromeは最初、ブラウザコンペの対象に含まれていなかった。しかしGoogleは、自発的にスポンサーになることによって、Chromeを参加させてもらった。Googleが出すものは、Chromeを破った者への賞金である。.”

それを別の言葉で言えば: さあ、かかってこい、ハッカーたちよ!

具体的には、Googleはこの大会と協力してChromium(Chromeのベースとなっているオープンソースのブラウザ)のコードをハックするルールを定めた。最初の一日でChromeを(そのサンドボックスを)破れたら、Googleは2万ドルの賞金を払う。2日目や3日目には、”カーネルや、デバイスドライバ、システムライブラリなど”にバグを見つけた者に同じく2万ドルを払う。しかし初日の賞金2万ドルはGoogleが全額払い、2日目以降の2万ドルは大会事務局と折半する。Googleにとって、より重要なのは初日だ。

Chromeは昨年ハックされなかった唯一のブラウザだ、という言葉の威力は大きい。今年スポンサーになり、賞金額を倍にする、という言葉よりも大きいだろう。でも、自分たちのブラウザに問題を見つけたら賞金を出す、というやり方は、今ではGoogleの常套手段であり、通常業務の一環になっている。しかもそれは、頭のいいやり方だ。

なおGoogleは、ChromeをベースとするOS、Chrome OSはコンペの対象にしないと言っている。それはまだ、”ベータ”だし、Googleとしてもハッカーに確実に勝てるという自信がまだないのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))