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エジプトの抗議デモ犠牲者たちのメモリアルが1000Memories上でヴァイラルに生成

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オンラインのメモリアルサービス(“インターネット墓園”)1000 Memoriesの協同ファウンダRudy AdlerJonathan Good、それにBrett Huneycuttたちが、先週木曜日(米国時間2/3)、夜遅くまで文字通りのビジネス(business, busyであること)に追われているとき、次のような、予期せざるメールを受信した:

やぁみなさん

突然こんなメールをお送りするのは、あなた方が、私を助けて、自由のために闘って倒れた勇敢な魂たちを、全国民が記憶するための、お手伝いをしていただけるのではないか、と思ったからです。

私はトロントに住んでいるエジプト人で、Hacker Newsとあなたのサイトの大ファンです。最近10日ぐらいのエジプトの状況を見ていると、自由と尊厳と改革のために立ち上がった若者たちの仲間に自分が加われないことを、はがゆく思います。報道によると、平和的な抗議活動に対する政府の暴力によって、殺された人がすでに200人以上いるそうです。亡くなった方たちの写真をFacebookで見たときには、とてもショックを受けました。

そして、私のように遠くにいる者にできる、せめてものささやかなことは、これらの勇敢な若い男の子たちや女の子たちを忘れないこと、全国民にその存在を知らせることによって、彼らの栄誉を頌(たた)えることである、と気づきました。そしてそのとき、貴サイトの案内ビデオを見たことを思い出しました。あなた方には、とても心のこもった、思いやりに満ちたメッセージを人びとに伝える才能がある、と感じました。あなた方なら、私がやるべきと感じたことを理解し、最良の方法で私を手伝っていただけるのではないか、と思いました。

貴サイトを使って、ヒーローたち一人一人のページを作ることに、私を含むグループが取り組もうと思いましたが、それらを全国民が見て感動するようなものにするための、方法やアイデアについて、貴サイトのみなさまの助けが必要です。オンラインの記念碑のようなもの、若者たちがそのページを訪れてヒーローたちの思い出を頌えることができるもの、そして世界中の人たちが見て、そのページからさらに、彼ら一人一人のページにもお詣(まい)りが可能なもの。そんなメモリアルを作りたいのです。

みなさまの日々の製品開発のスケジュールそのものが、猛烈に忙しくて、このような二義的なプロジェクトに手を出す余裕などないことは、私も存じ上げております。でも私は、みなさまに次のことをお約束します: これらの魂たちを記念するためのベストの方法を、私と共に考え、作りだしてください。そうすれば、それらが将来のみなさまの大きな資産になるよう、私は渾身の尽力をいたします。これらの若者たちの死に行く様を見て、全国民が深い痛みに浸されています。私やそのほかのエジプト人が、その痛みを、誇り高きモニュメントに変えるための、お手伝いをしていたでけないでしょうか。

どうか、よろしくお願いいたします。
Mahmoud Hashim
mhashim.com

トロントの起業家Mahmoud Hashimは、YCombinatorのHacker Newsの上で、1000Memoriesを知った。それは、故人のプロフィールページ(“インターネット墓碑”)を作ってくれる無料のサービスだ。Hashimは、エジプトの#Jan25反政府デモで殺された人たちのためのグループメモリアルを、この製品を使って作れると着想した。そして彼自身が、そのメモリアルを作るために行動を起こした。

Mahmoud Hashimの願いに心動いた1000Memoriesの協同ファウンダたちは、Hashimにやり方やアイデアを返信する代わりに、徹夜でEgypt Remembersを作り上げた。それは、1000Memoriesとしても今回初めて作る、グループページだ。Hashimが翌金曜日の朝目覚めたら、すでにページは完成していた。

しかし、Hashimやそのほかの人たちに知らせた直後から、そのページはヴァイラルに広まり、最初の48時間で15万人のユニークビューワが訪れた。同じ時間に、Facebookの共有は46835件、ツイートは4121に達した。

“時間帯によっては、1分に1ツイートというペースになった。ニュースに現れる数字の上の顔が頻繁に変わるので、たいへんな数の人びとがリツイートしていることが分かった”、協同ファウンダのAdlerがこう言っている。

さらにすごいのは、Adlerによれば、トラフィックの半分以上がエジプトからであることだ。それは、New York Timesの人権問題担当ブロガーNick Kristofによる共有や、エジプトのテレビの人気キャスターAmr Khaledの、ファン数200万を誇るFacebookページでの共有のおかげだ。

1000Memoriesは最初、同社の共同編集的Google Docsから、故人の名簿を外していたが、人びとはすぐに、亡くなった家族や友人たちの名前、写真などをメールで寄せ始めた。エジプトの現地にいるHuman Rights Watchの職員たちに情報を検証してもらってから、協同ファウンダたちはそれらの写真などのへのリンクをもとに、メインページから直接行ける個人別のページ(たとえばこれ)を、今作っている最中だ。

今現在そのページは、1月25日以降の反ムバラク抗議活動で殺された142名をドキュメントしている。しかし、抗議活動の引き金となった故Khaled Saidのメモリアルページはまだない。

Adlerは、このページの今後について、こう言っている: “今後もわれわれの責任でページを更新していく。情報の正しさの確認には最善を尽くす。そのためには、遺族たちとも協力していく。お役に立てることは、われわれの喜びである。”

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))