TwitterはFacebookとGoogleの二巨人にはさまれて走り続ける–が,買収の噂は絶えない

次の記事

エジプトの抗議デモ犠牲者たちのメモリアルが1000Memories上でヴァイラルに生成

Rock Climberphoto © 2009 Steve Ryan | more info (via: Wylio)

“Twitter as a Tech Bubble Barometer”(Twitterはテクバブルのバロメータ)という、引っかけミエミエのタイトルを付けたWSJ(ウォールストリートジャーナル)の記事が、このマイクロブログサービスに関する大量の情報を垂れ流している。たとえば、TwitterはFacebookとGoogleの両方に、買収の可能性について打診している。こういうネタを流す蠅のようにうるさい’近い筋’の連中は、最初から口のファスナーが壊れているのだろう。

で、今回、近い筋の人たちが言ってることの本質は何なのか? Twitterは4500万ドルの売上げを上げたが(Promoted Trendsは売り切れだ!)、今年度は赤字だ。データセンターの増強に、金を使いすぎたから。

赤字なのに、Twitterの評価額は80億から100億ドルだ。2010年の売上の222倍だし、来年度の売上予測(1億から1億5000万ドル)の100+α倍だ。

でも“財務上の数字に倍数を掛けて”評価額をいじくることは、テクバブルの得意技だ(その記事もそうしているが)。 WSJは、あるVCを連れてきて、なぜFacebookが今500億ドルなのか、を説明させている。Grouponは150億ドル、Huffington Postは3億1500万ドル、Twitterはどうやら100億ドルだ。“しかしこれらのスタートアップはソーシャルサービスを構築しており、ユーザに関する多量のデータを持っているから’マーケットは今それに非常な重きを置いて評価している’”のだそうだ。

この“マーケット”って、今では実はGoogleとFacebookのことでしょう。先頭を走っているのはGoogleのようだが。

Twitterの買収は、Facebookの買収基本方針に合わないだろう。製品よりも、人材を買うことが主眼だからだ。しかも向いてる方向は、モバイルと位置サービスだ。Twitterは社員数が350だが、それはFacebookのこれまでの買収による’人買い’の平均規模の35倍だ。しかも、100億ドルといえばFacebook自身の評価額の20%にあたる。そんな高い買い物をするか?

一方Googleには現金が350億ドルあり、噂では今後全力を挙げてソーシャル層の筋トレに励むそうだ。Twitterの買収は、Facebookとの対抗上、複数の側面で賢明な買い物になる(とりわけ消費者イメージの点で)。しかもTwitterの社員の多くが、過去にGoogleにいたことがある。CEOのDick Costoloや協同ファウンダのEvan Williamsもそうだ。

WSJの記事のそのほかの部分は、三社の話し合いの意味を軽視しようと努めている。引きあいそのものが“潜伏性の関心”にすぎず、“低レベル”であり、議論そのものが現在は“宙に浮いている”と。そのいちばん大きな理由は、Twitter自身が、FacebookとGoogleの巨体に挟まれたニッチにとどまりたいと願っているからだ。しかも評価額とユーザ数の両方が上昇しているときに、売り先で悩む必要もない。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))