Zyngaの(噂の)評価額$7〜$10Bはついにゲームソフト最大手EAを超えた

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WSJ(ウォールストリートジャーナル)にいる友だちの特ダネだが、夕べの記事(米国時間2/13)によると、Zyngaは新たに$250M(2億5000万ドル)の資金を評価額70から90億ドルで調達中だそうだ。例によって’その筋’からの情報だが。

そして今日はBloombergがそのニュースに後乗せして、Fidelity Investments、T.Rowe Priceなど、関わっているVCたちの名を挙げた(後者はたまたま、大手ゲーム企業Electronic Arts(EA)の大株主でもある)。

Bloombergの記事も、調達額は同じく$250、それに対し評価額は“100億ドル近い”という言い方であっさりと100億ラインを超え、テクノロジ企業への投資のバブル、ないし狂乱の再来を暗示している。この道はいつか来た道。Facebookも今や520億、Grouponが150億、Twitterが80〜100億、さらにIPO待ちのリストにはDemand、LinkedIn、Pandoraなどが載っている。

前回メディアがZyngaに関して具体的に出した額は40億ドルで、それは新株発行を申請したときだ。Bloombergの記事は、流通市場SharesPostにおけるZyngaの現在の評価額が約62億ドル、これに対しゲーム機用やパソコン用ゲームの大手Electronic ArtsはNASDAQで時価総額が62億ドル、と言っている。EAはかつて、Zyngaを買収すると噂されたことがある。今日の価額でざっと計算すると、SharesPostが約61億5000万、NASDAQが61億7000万だ。

このことは、BloombergとWSJの評価額の重なっている範囲を脇へ置いて考えたとしても、市場は古参のEAよりもZyngaにより多くの金を(一挙にではなくても)出したがっているのだ。

VenturebeatのDean Takahashiが10月に指摘したところによると、EAの2010年の推定売上30億ドルはZyngaの8億5000万(利益が4億)よりずっと大きいが、しかしFacebookで何度も何度も見たように、市場は’売上の何倍’という見方をしない。今後のオーディエンスの規模と広告支出という、実感性のある機会を見ようとする。

ゲームがヒットする要因は、スーパーマリオ以降変わった。AppDataによると、FarmvilleとCityVilleの現在の月間ユーザ数はそれぞれ9600万と5100万だ。これとは対照的にEAのベストセラーであるThe Simsなどの売上は、10年で1億本をやっと超えるというペースだった(The Simsは発売10年で1億2500万本を超えた)。

Zyngaは、物理的なゲームソフトを売ってないから、’本’という単位で考える必要がない。仮想通貨を使うユーザ数が、10年ではなく一月(ひとつき)で1億に迫る。同社が志向しているのは、ゲームのGoogle、つまり、ゲームといえばとりあえずZynga、という消費者状態だ。同社の月間アクティブユーザの総数(全ゲーム)は、現在2億7500万だから、従来のゲームソフト企業の売上本数の数字よりずっと大きい。Zyngaは数か月で9社を買収し、6か国にオフィスがある。ユーザ数は、Facebook(評価額520億ドル)の半分に近い。だから、520億を2で割った額が、同社の野望の大きさだと理解できる。

ところで最後に、狂乱の時代に生きることの怖さを教えてくれるプロたちのアドバイスを、一つ挙げておこう: 急騰する評価額に関して人の口を黙らせるもっとも容易な方法は、“市場がそれでいいと言ってるんだよ!”と言ってやること。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))