これは便利:受信箱に到着するメールを簡単に「タスク化」するTaskforceがリリース

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TechCrunchを読んでいる人なら、あるいはそうでなくても21世紀を生きている人なら誰でも、1日に少なくとも1、2通はメールを受け取ることだろう。おそらくはもっとたくさんのメールを受け取っているだろう。いろんなところのコメント欄を見てまわるよりも、メールの方が迅速に情報を処理できる。また、しかしその一方で、あらゆることに優先してメールの内容を処理していかなければならなくもなり、それを苦痛に感じる人もふえている。たとえば別れた彼女から「荷物を取りに来い」などというメールも、早急な処理を必要とする。

ここに登場したのがY Combinator出身の最新スタートアップであるTaskforceだ。これを使えば受信箱の処理がはるかに簡単に行えるようになる。単純に言ってしまえば、Gmailのメールを「タスク」化するためのエクステンションで、リマインダの設定などもすぐに行うことができる。

利用するには、まずプラグインをダウンロードする。そしてメールアドレスを使ってサインインする。するとタスクを作成するように促すTaskforceのプロンプトが画面に表示される。ちょっと大きくしたGoogleツールバーといった感じだ。タスクを作成すれば完了予定日、共同作業者、先送り期日、タスクに関するコメントなどを設定することができる。メールを一覧する画面にもメニューが表示されるし、また個別のメールを開いた際にも表示される。個別画面ではボタンをクリックするだけで、メールを「タスク化」する、ことができる(Taskforceが受信箱の内容に直接アクセスすることはない。通信はすべてエクステンションを通じて行われるようになっている)。

タスクに共同作業者を指定した場合、その共同作業者にもメールが送られ、タスクについての通知が行われる。この際、相手側がTaskforceを利用していなくても良いのも素晴らしい点だろう。また作業の進捗状況をいちいちメールする必要もない。単にタスクのステータスを変更するだけで事足りるのだ。

個人的にも最近になってTaskforceを使い始めたのだが、ここまでのところ十分に満足している。気になる点もいくつかあるし、タスク処理を行わない場合にメニューバーを最小化できるようにすべきだとも思う。しかし全体的に見ればUIもスピードの面でもともに良いできだと言える。Google Taskを使っている人も、共同作業を行うのならTaskforceの素晴らしさを感じて頂けるものと思う。双方ともにモバイルでも利用できるし、提供している機能はよく似ている面もある。しかしUI(多少のバグはまだあるものの)はGoogle Taskを圧倒している。また、面倒臭がりにはぴったりだが、Taskforceでは画面を遷移していく必要もない。また将来的にはドキュメント管理機能やCRMツールを統合していく予定だそうだ。

創業者はNiccolo PantucciCourtland Allen。二人の話によれば、Pantucciが昨年のアイスランドにおける破壊的火山噴火を経験したことからTaskforceのアイデアが生まれてきたのだという。Pantucciは、他のヨーロッパ在住者同様に、降り注ぐ火山灰により多大な影響を受けた。3週間にもわたって飛行機の乗り継ぎを行うことができず、その間に友人、家族、そして仕事仲間から膨大な数のメールを受け取ったそうだ。とても管理が追いつかず、ほとんどのメールに返信できなかったと言う。こうしてこれもバタフライ効果の一種だろうか、自然災害がメール管理ツールの誕生を促したということになったわけだ。

本サービスは過去5ヵ月間ベータ版として提供されてきた。この間に利用者数は数万人にも達したのだと言う。以前のバージョンには少々バグもあり、全体的な見直しも行って正式リリースを行ったとのこと。YC出身の2011年組としてデビューしたわけだ。TaskforceはYuri Milnerの紐付きではない転換社債対象にも選ばれ、このオファーを受け入れている。

創業者の二人は設計からリリースまでの間、YCのパートナーでありGmailの生みの親でもあるPaul Buchheitからアドバイスを受けている。「Paulも、このエクステンションの便利さには感心してくれていたよ」と創業者のAllenは言っている。「メールをそのままタスクとして管理する仕組みは素晴らしい。コミュニケーションをTaskforce経由で行えばすごく便利になるだろう」という話をうけてTaskforceは進化してきたのだとのことだ。こういう話を聞けば、メールを管理するエクステンションに不安を感じる人も興味を持つのではなかろうか。

Taskforceは現在Chrome版、Firefox版、およびSafari版が提供されている。今後、他のブラウザにも対応していく予定だという話だ。

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(翻訳:Maeda, H)