Facebookの新コメント・システムからTwitterとGoogleが逃げたわけ

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Facebook、新コメント・プラグインを発表―Google、Twitterは協力を拒否〔実例は元記事参照〕

世界中ですでに6億人が使っているサービスであることを考えれば、Facebookがウェブサイトのコメント・サービスに参入した影響がきわめて大きいことは明らかだ。スタート当初からYahooも認証で提携していることは影響を一層大きくする。しかし実はこのサービスはもっと大きなインパクトを持てたはずだった。

Facebookは当初、TwitterとGoogleにもコメント・システムのログインに関して提携を求めていた。事情に通じた情報源によると、両社とも、理由は明らかにされていないが、土壇場になって協力を拒否してきたという。しかしこの数ヶ月の業界の動向に詳しい関係者によれば、提携が破談になった理由は明らかで、FacebookとTwitter、Googleは互いに憎み合っているからだ、という。

まあ、それは少々言葉が強すぎるかもしれない。言い方を変えればこうだ―これらのプレイヤーはライバルのソーシャル・サービスを強化するために自分のソーシャル・グラフを利用させることを好まない。去年、TwitterがFacebookの友達のリストをインポートするツールをリリースしたところ、Facebookは即座にAPIの利用をブロックした。Facebookが自らの新しいコメント・システムにログインさせるためにTwitterのAPIを利用しようとしても断られるのはお互い様ということになる。

それからFacebook対Googleだが、これも同様だ。ただし関係は一層険悪だ。何年もこの冷戦続いている。.

ユーザーからみれば、これは不便な話だ。自分の好みのサービスを使ってログインできれば便利である。逆にDisqusのようなサードパーティのコメントエンジンのスタートアップにしてみれば歓迎すべき事態といえる。

この問題に関してFacebookの公式コメントはこれだけだ。

今回のプロダクトは2009年2月に発表され、広く利用されているFacebookのコメント・サービスのバージョンアップです。アップデートの一環として、Yahoo!によるサードパーティーのログイン機能が追加されました。将来ログインのパートナーがさらに増えることを期待しています。

Googleはコメントを断ってきた。Twitterからはまだ回答がない。

Update: Twitterは次のようにコメントした。

ウェブサイトにコメントを投稿するFacebookの新システムにTwitterは参加していません。われわれはどんな協力が可能か、引き続きFacebookと話し合いを続けています。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01