iPad 2実機のファースト・インプレッション!(ビデオあり)

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iPadは最初の発表からまだ1年と経っていないのに、Apple自身によって旧世代にされてしまった―そうだろうか? iPad 2はオリジナルに比べてどこがどのくらい進歩しているのだろう? 実際に手にした感触は? PhotoboothはデスクトップのOS X上と同じくらい若い層の人気を集めるだろうか?

われわれは今日(米国時間3/2)のAppleのiPad 2発表会で短時間だが実機をテストすることができたので、読者のこうした疑問にできるだけ答えてみたい。

私の印象:

  • Appleの新製品を手にすると何か非現実的な感じにつきまとわれる。別にAppleファンボーイだからというわけではない。Appleのデバイスはあまりにも普及しすぎて、いつどこにでも存在するため、その形状や重さが頭に刷り込まれてしまうようなのだ。そこでAppleがデバイスから何ミリか削ると、手がショックを感じる。今回はことにそれがはっきりしていた。Appleはなんと厚みを33%もカットした。これは劇的な変化に感じられた。
  • スクリーンの周囲の形状も大きく変わった。背面の縁が表の平面に向けて滑らかなカーブを描くように成形され、ホールド感がずっと良くなった。また手の感触としてずっとスリムになった。まったく大型のiPod Touchそのものだ。
  • われわれがFacetimeをテストしたときはLAN環境で他に何十人もが同時にFacetimeを使っているという悪条件だったが、ちゃんと作動した。部屋の反対側の端にいる相手とFacetimeでビデオ通話を試みたが、まったく問題なかった。 FacetimeのユーザーインタフェイスはiPhone版とほとんど同一だ。
  • iPad版PhotoboothはOS X版と同様の人気を得るだろうと思う。別に必須のアプリというわけではないが、9種類のライブフィードを同時に表示して、それぞれに別々の複雑なフィルターをかけてリアルタイムで変形させるというのはすごい。ほとんどのフィルタはタッチで調整できる。スワール(渦巻き)フィルタの渦巻き、トンネル・フィルタのトンネルなどはピンチでズームできる。
  • 今のところ新しいA5プロセッサの実力がはっきり感じられる場面を探すのは難しい。主な理由は、A4プロセッサを使っているオリジナルのiPadが十分速かったからだ。 デュアルコアのA5は将来発表される大型アプリではもちろん大きな違いを見せるはずだ。しかしユーザーインターフェースや既存のアプリに関する限り極端な違いは感じられなかった―もちろんいくぶん速くは感じるのだが。
  • 新しい磁石入りの「スマートカバー」は今回のアップデートでいちばんクールなアイテムだろう。少なくともユニークなことは間違いない(まったく予期せぬ不意打ちでもあった)。セットはおそろしく素早くできる(磁石を利用したMagSafeソケットの装着に似ている)。 まちがった位置に装着することはほとんど不可能だ。セットするのも取り外すのも10分の1秒くらいしかかからない。

さて、iPad 2を買うべきだろうか? ここまで読めば自ずと答えが出たと思うが、もし読者がiPad 1をすでに持っているなら、ほとんどの場合、そのままでiPad3の発表を待つ方がいいだろう。カメラが搭載されたのはビッグニュースだが、ポケットに入るような大きさではないiPadは写真を写すのにそれほど適したデバイスとはいえない。カメラの主な用途はFacetimeを利用したビデオつうわということになるだろう。しかし、ビデオチャットなるもの、これに慣れ親しんだ家族があって、なおかつ出張でいつも飛び回っているようなユーザーを別にすれば、最初の何回かは物珍しいから使ってみるという程度のものに過ぎない。もしオリジナルのiPadを持っていないか、iPad3が待ちきれないか、それともA5のデュアルコア・パワーが必須であるようなアプリを作動させる予定があるかするなら、もちろんiPad 2は買いだ。

Update: :下にビデオをエンベッドした。


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(翻訳:滑川海彦/namekawa01