バンドが放送時間を'買う'オンラインラジオEarbits, 音楽サイトのコロンブスの卵となるか?

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今では誰もが知っていることだが、経営的に成り立つ音楽サイトを作ることは、ものすごく難しい。オーディエンスの構築が難しいし、それができたとしても、有料コンテンツのストリーミングに伴うライセンス料金はほとんど殺人的だ。非常に難しいからこそ、Y CombinatorのファウンダPaul Grahamは、昨年のStartup SchoolにImeem(とPicplz)のファウンダDalton Caldwellを招いて、このテーマに関する(かなりネガティブな内容の)講演をさせた。だから、今日のニュースはおもしろい。そのYCが、ちょっとひねったオンラインラジオサイトEarbitsに投資したのだ。

消費者から見れば、EarbitsはPandoraに似たところもあるオンラインラジオサービスだ。サイトを訪れた人は、40のラジオ局から一つを選び、ジャンルをクリックする(Pandoraと違ってバンドや曲名のプレイリストはない)。すると音楽が鳴り始める…小さなかわいいプレイヤーがページの上部にあり、そのほかのスペースはアーチストの大きな写真と彼/彼女らに関する情報だ。全体として、デザインはとてもいい。

音楽が鳴り始めたら、曲に対して人気投票をしたり、今鳴ってるのが嫌なら次へ行ける。要するに、ほかのオンラインラジオとほとんど同じだ。しかし、大きな違いがある: Earbitsではバンドが金を払って頻繁に曲をかけてもらえる(地上局ではそれは、スポンサー付きと明示されている場合以外は違法だ)。しかしCEOのJoey Floresは、このシステムはバンドとユーザの両方に利益がある、と確信している。彼の説明では、ユーザはこれまで聞いたことのない良い音楽を聴けるし、バンドは言うまでもなく、ふつうならなかなか得られない露出の機会を得る。

現時点ではサイトはユーザにもバンドにも無料だが、最終的にはアーチストが放送時間を買い、曲と関連情報…今後のコンサートのバナー広告、チケットを買える場所のリンクなどをページに表示できる。Floresによれば、これをアーチストができるかぎり容易にやれるようにしたいので、MySpaceから日程、チケット情報、などの重要コンテンツを取り込むことを、サイトが自動的に行う。また、バンドがオンラインのオーディエンスを築くために、ユーザはアーチストのFacebook Pageを’Like’してからでないと曲を友だちと共有できない。

Earbitsは(少なくとも今のところ)大手レコード会社とは契約せず、マイナーレーベルやアーチストと直接交渉し、独自にライセンス条件を決める。今は、90のマイナーレーベルの1300のアーチストと契約しているが、今後もどんどん増える。Earbitsは新人バンドに露出の機会を与えることが目的だから、セルフサービスの登録フォームを提供している。バンドは最初、2曲提出し、Earbitsのチームが良いバンドだと判断したら、そのあとはいくらでも曲をアップロードできる。曲はジャンル別に分類されて、Earbitsのラジオのローテーションに入る。

Earbitsは2010年に創業し、初めは昨年の9月に立ち上がった。しかしその後デザインを完全に一新し、先週再スタートした。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))