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ソーシャル〈リターゲティング〉広告ネットワークのRadiumOne、$21Mを調達、評価額は$200M

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ソーシャルと〈意思〉データを組み合わせることで広告を配信するオンライン広告ネットワーク、RadiumOneが、シリーズBラウンドで$21M(2100万ドル)を調達した。リードしたのはCrosslink Capitalで、他にDFJ EspritAdams Street PartnersおよびTrinity Venturesが同ラウンドに参加した。これでRadiumOneの総資金調達額は$33.5M(3350万ドル)となった。本ラウンドの企業評価額について同社は明言を避けているが、業界筋によれば評価額はおよそ$200M(2億ドル)だという(あるインターネット企業がRaiumOneを$250M[2億5000万ドル]で買収を試みたという情報もある)。

RadiumOneは、連続起業家でgWalletのファウンダー、Gurbaksh Chahalによって設立された。Chahalは2007年に自身の広告ネットワーク、BlueLithiumをYahooに$300M(3億ドル)で売却した。当時この会社は米国で第5位、英国では第2位の広告ネットワークだった。Yahooとの競業禁止契約が2010年10月に終了したため、Chahalは再びRadiumOneでオンライン広告ビジネスに戻ってきた。

RadiumOneは、ソーシャルデータを分析した結果を用いて、ブランドにとって重要な消費者を特定する。Chahal言うところの「ソーシャル・リターゲティング」を通じて、ユーザーがソーシャルネットワーク上で相互にどう対話しているかを分析し、あるブランドの現在の顧客層を特定する。その人たちに対して同社のバブリッシャーネットワークを通じて広告を配信する。

RadiumOneはこれらのデータを、ソーシャルネットワークから直接(広告業者向けに匿名の行動情報を売っている)、あるいは自身のプラットフォームであるgWallet、ブロギングプラットフォーム、マイクロブロギングプラットフォーム(Twitter等)、URL短縮サービス、写真共有サイトその他のアプリケーションから収集する。ソーシャルメディアのユーザーがリンク、ブログ記事、ビデオなどの情報を共有すると、RaiumOneがこのデータを解析し、その「行動」を正確に表すソーシャルグラフに消費者をあてはめる。

またRadiumOneは、このソーシャルデータを使って、知り合い同志が関心事を共有するための「ソーシャルクラスター」を形成する。そこでのやりとりに基づいて、RadiumOneがグループをターゲットの対象にする。同社は最近、「いいね!」や「共有」ボタンのついた新しいソーシャル広告フォーマットを展開し、エンゲージメント増加をはかっている。

今回調達した資金は、海外展開およびChahalによると人材と技術を中心とした買収に向けられる予定だ。具体的には、現在RadiumOneのターゲットになっているソーシャルデータを蓄積している数社に関心があるという。RadiumOneは2010年に収益千万ドル台、今年の第4四半期に黒字化を達成している。Chahalは、2011年には2010年の4~5倍の収益を見込んでいる。

本誌は、以下のビデオインタビューで、Chahalに今回の資金調達や会社の今後などについて聞いた。

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(翻訳:Nob Takahashi)