MySpaceの凋落、驚くべき勢いで加速

次の記事

美しきMac用メールクライアントのSparrow、IMAP、優先トレイおよびマルチタッチに対応した新版が登場

comScoreの統計によれば、2011年の1月から2月にかけて、全世界ベースでのMySpaceへの訪問者は7300万人から6300万人へ、14.4%も減少したという。昨年時期の訪問者数にくらべて、ほぼ半減という驚くべき結果となった。

MySpaceのトラフィックが低迷していることは誰でも知っている。しかし、トラフィックの減少(と財政的損失)は予想以上に加速していた。これは深刻な事態だ。運営会社のNewsCorp.は売却先を探しているところだ。

ベンチャーキャピタル、非公開株投資会社、大手インターネット企業はこぞってMySpaceに話を聞きに来ているという。事情に詳しい情報源はこれを「大きな事故があったときに通り過ぎる車が見物のために速度を落とすようなものだ。みな怖い物見たさで寄ってくる」と説明した。

トラフィックの減少は将来の成長をあてにしたビジネス戦略が不可能となったことを意味する。しかも訪問者の減少が加速しているのではMySpaceの状態が早期に安定することはないだろう。全員このサイトから全速力で逃げ出しつつある。

News Corp.は2005年にMySpaceを買収する際に支払った$580M(5億8000万ドル)を下回る価格では売却したくないらしい。しかしこの価格はとうてい再現しそうもない。News Corp.の世間体からすると、MySpaceを分社化するのが最良の解決策となるかもしれない。しかし、それもまだ不確定だ。MySpaceのトップ、Mike Jonesは「強気の再建計画を練っているが、誰も賛成していない」とある情報源は語った。昨年後半に大幅なリニューアルが実施された際に、MySpaceには9500万のユニーク訪問者があった。結局このリニューアルは中世医学の「放血」と同じで、患者をいっそう弱らせる結果にしかならなかったようだ。

MySpaceはいっときインターネットの王者だったが、今はインターネットの歴史の脚注に埋もれるという危機に直面している。

これからさらにドラマが展開されるもようだ。目が離せない状態になってきた。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01