独占スクープ―Grouponの2月の米国売上(そしてトラフィックも)謎の急減

次の記事

昔々、台湾にアンドロイド・ロボットが住んでいて、ダンスコンテストに参加しましたとさ

誰もがGrouponは絶好調で成長を続けているものと考えている。世界の共同購入市場のシェアで断然トップだし、手当たりしだいに人材をスカウトしているし、$25B(250億ドル)規模といわれる株式公開に向けて準備も進めている。しかし、アメリカ本国における売上は、特にあの大失敗に終わったスーパーボールCMの後では、どう推移しているのか?

上のグラフはGroupon’のアメリカにおける月間売上の推移を表したもので、非常に信頼できるデータだ(Grouponのオファーのページにはそれぞれの価格と購入者の人数が明示されている)。重要なポイントは、2010年1月から2011年1月までの間、, Groupon’s U.S.の月間売上は$11M(1100万ドル)から$89M(8900万ドル)へ8倍に増えた。しかし2011年2月に突然$62M(6200万ドル)へと、なんと30%も減少している。スーパーボールCMのせいなのか、それとも単にクリスマスと新年の消費シーズンが終わったことによる反動なのか?

2010年の月間売上を合計すると、Grouponのアメリカでの売上は$460M(4億6000万ドル)と推定される。Wall Street Journalの記事によればGrouponの2010年の世界市場での売上は$760M(7億6000万ドル)なので、アメリカ市場はその60%を占めることになる。また別の調査では、2010年のアメリカの共同購入市場はトータルで$1.1B(11億ドル)、Grouponがそのうちの半分弱を占めている。しかし一方でGrouponの2011年の売上は$3B-$4B(30-40億ドル)と推定されている。すると4億6000万ドルという推定は低すぎるようにも思える。あるいはGrouponの急成長の大部分は海外市場から来ているのかもしれない。

上のグラフの元データは、特別に書かれたソフトウェアを利用してGrouponのオファーを詳細にモニタしている情報源から提供されている。私はこの情報源は大いに信頼できると考えている。さらに他にも同様の情報源がある。昨年末、私は別のソースからGrouponの売上について似たようなデータを受け取ったが、信頼性に確信がもてなかったので記事にはしなかった。今回提供された別の情報源からのデータと突き合わせてみたところ、ほぼ完全に一致した。

ただし、繰り返すが、この数字はGrouponのサイトに掲載されたデータをスクレイピングしたものに過ぎない。何かを見落としている可能性は常にある。たとえば2月にサイトの構成が変更され、データ収集に支障をきたしたのかもしれない。

ではさらに別のデータを検討してみよう。今度はcomScoreだ。これによると、Grouponのアメリカでのトラフィックがピークを迎えたのは2010年12月のユニーク訪問者1070万人で、今年2月には970万人に落ちている。eコマースサイトの場合、訪問者数と売上には高い相関関係があるのが普通だ。

私はGrouponのCEO、Andrew Masonにこのデータについて尋ねた。Masonは売上高については論じないことを方針としているが、comScoreのデータについては「あんなデータ、まったくあてにならないことはきみだって知っているだろう!」と強く否定した。またMasonはGoogle Analyticsのグラフ(下図)を送ってよこし「こちらが Grouponのアメリカでのトラフィックのトレンドを正確に現している」と述べた。いずれにせよGrouponが株式公開のための書類を提出すれば正確な事実が判明するはずだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01