Google、NFC(近接無線通信)フォーラムの正式メンバーに―携帯のお財布化に一歩前進か

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Googleは最近NFCフォーラムに参加した。これは2004年に結成されたNFC(近接無線通信)テクノロジーの普及を目的とする 業界NPOで、すでに32社が参加している

Googleはこの組織にプリンシパル・メンバーとして加入した。すでに加入していたCSRとIntelも加入資格をソシエート・メンバーからプリンシパル・メンバーに格上げした。NFCフォーラムの全メンバーリストはこちら

NFCフォーラムにおけるプリンシパル・メンバーの役割についてはプレスリリースを見るのが早い。

プリンシパル・メンバーは、NFCフォーラムにおいて最上位から2番目のメンバー資格です。プリンシパル・メンバーは技術、マーケティング、規格遵守に関する各委員会およびワーキング・グループに代表を送り、投票することができます。

プリンシパル・メンバーは代表者を各委員会、ワーキンググループの長に立候補させ、また当フォーラムの活動方針について提案を行うことができます。プリンシパル・メンバーは、NFCフォーラムの技術試験と認証プログラムに参加し、組織内内の試験施設において試験と認証を実施することができます。

Near Field Communications Worldが指摘するとおり、この最後の部分はきわめて重要だ。プリンシパル・メンバーは自社内の施設でフォーラムの定めた規格への適合性の試験と認証を行うことができる。いちいち外部の試験施設に製品を送って認証を受ける必要がなくなる。

NFCは近距離のデバイスを小出力無線で接続して デジタルコンテンツを簡単に交換できるようにするための標準だ。NFCは世界中ですでに何億枚も利用されている非接触式ICカードと互換性があるとされている。

Wall Street Journalは今週、「GoogleはAndroid携帯端末におけるNFCテクノロジーの利用に関してMasterCardとCitigroupと提携した。これが実現すれば消費者はスマートフォンによって簡単に支払いができるようなる」とレポートした

リテラー側も、NFCを使った「電子財布」によって収集された情報を利用することでさらに効果的なターゲット広告をユーザーに届けることが可能になる。さらには店舗付近にいるユーザーにバーゲンなどの情報を伝えることもできるようになるだろう。

GoogleはすでにNexus Sなどの機器でNFCチップをサポートし始めている。さらにGoogleはVeriFone SystemsとViVOtechの協力を得て、ターミナルに携帯をかざすだけで支払いがすむシステムをニューヨークとサンフランシスコの店舗で実験する計画を明らかにしている。

Googleは先週、Google PlacesにおけるQRコードのサポートを終了したことも発表している。

最近NFCフォーラムにアソシエート・メンバーとして加盟した企業にはDaimler、日立、Kovioがある。NFCフォーラムにおける最上位資格であるスポンサー・メンバー(理事会を構成する)には Microsoft、MasterCard、NEC、Nokia、NTT DOCOMO、Visa、Samsung、Sonyなどが含まれる。

NFCについて参考になる記事:

NFCが重要な理由(日本の地下鉄に乗ったことがあれば分かる)

The Ever-Elusive Mobile Wallet: Why NFC Chips Are Overhyped And Will Underdeliver

Apple Aims To Take NFC Mainstream; Perhaps The Greatest Trick They’ve Ever Pulled?

With The NFC Wave About To Hit Shore, RFinity Raises Money To Make It Fast, Secure

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01