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「ビデオ・キュレーション」成長中。ShortFormがユーザー数100万人達成

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毎分35時間分のビデオがアップロードされるYouTube。Google傘下の怪物ビデオサイトは、単独サイトなら世界第2位の検索サイトに相当する。これはウェブビデオがそれだけ強力なメディアになったという意味だろう。しかし同時に、この強力なメディアにとってキュレーション[目的に応じた収集]が必須になったと言ってもいいだろう。ちょっと笑える短編ビデオが見たいけれども何十億本ものビデオの中から探したくないとしたら ― 自分専用にパーソナル化して集められたストリーミングビデオのチャンネルがあったなら。嬉しいことに、コンテンツキュレーションがビデオにもやってきた。名乗りを上げたのはShortForm

このサンフランシスコ拠点のスタートアップは、ウェブビデオコンテンツを集めてパーソナル化したチャンネルを作る。YouTubeや他のビデオサイトのビデオクリップを簡単に集めることができる。ユーザーは次々とビデオを再生してビデオのストリームを作れる。テレビを見るのとあまり変わらない。カスタムチャンネルを作るのは簡単で、UIはYouTubeよりユーザーフレンドリー(少なくとも魅力的)だと私は思う。

ShortFormは独自でもビデオ収集を行うが、主眼はユーザーにVJ(ビデオジョッキー)になって自分専用のチャンネルを作ってもらうことに置かれている。最近埋め込み可能なウェジェットが追加されたので、パブリッシャーは、自サイト上に専用ビデオプレーヤーと収集したビデオのチャンネルを置くことができる。これは、ShortFormで作ったチャンネルをどこででも見られるという意味だ。この種の機能が加わったことも、ユーザー数100万人を突破の理由だろう。

さて、ShortFormにユーザーが集まった、ではどうやって儲けるか。同社ではビデオとビデオの間にすきま広告を入れる計画だ。そのすきま広告も、コンテンツ並みに見て楽しめる一種のビデオプロモーションにするつもりだと、ShortFormのCEO Nader Ghaffariは言っている。広告ターゲットはチャンネルの内容に応じて選ばれるので、スポーツチャンネルにはスポーツ関連のビデオプロモーションが流れる。この邪魔になりがちなすきま広告による収入をVJと分け合おうと考えているのは良い。結局チャンネルを作るのはVJなのだ。

「世界中のビデオをミックスしてチャンネルを作るために、VJにはあらゆる必要なツールを渡して、チャンネルを楽しく簡単に作れるようにするつもりだ」とGhaffariが私に言った。「近いうちにVimeoと統合したら、VJはYouTubeとVimeoのビデオをミックスすることができるようになり、他にもVJがチャンネルをパーソナル化するための新機能を追加していく」。

ShortFormにはリーダーボード(ランキング)もあり、VJはそれを見て他のVJと比べて自分のチャンネルの人気がどうなのかを知ることができ、視聴者はこれを見てどのチャンネルを購読するかを決めることもできる。ShorFormでは、VJに対してそのチャンネルに関するソーシャルなフィードバックを与えることを考えている。例えば誰が見たか、共有したか、いいね!と言ったか、購読したかなど。またVJは自分のチャンネルに解説を加えることもできる。

しかし、おそらく読者はもうコメント欄に書き込む準備をしているだろうが、ビデオキュレーションのスタートアップはShortFormだけではない。VodPodは友達と一緒にビデオの収集と共有ができるし、Magnify.netでは、パブリッシャーが自サイト用にビデオチャンネルを作ることができる。ShortFormがライバルと違うところは、VodPodと異なり連続ストリーミングができることであり、Magniftyと異なり、企業よりも消費者向けだ。

今週ShortFormはCollegeHumor(私のお気に入り)とタイアップして、Facebook上のお気に入りビデオコンテストを行う。これはCollegeHumorで自分のお気に入りのビデオに投票できるというもの。投票が承認されると、リーダーボードを見ることができ、最高票を集めた作品がわかる。要チェックだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)