Gmailヘビーユーザーのパフォーマンス問題 ― Googleはそろそろ抜本的対策を考えるべきだ

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利用状況などにもよるのだと思うが、Gmailが昨日、とくに思い当たる理由もなく突然遅くなってしまった。このようなことはたまにあるので、しばらくは待ってみた。しかし状況は改善せず、こうした現象に出会ったときのルーチンにしたがって作業してみた。ルーチンとはつまり、Twitterにて公にGmailについての不満を言ってみるのだ。これは何か「おまじない」のような効き目をもつことがある。Googleから連絡が来て調査してみると言ってくれた(「親切」というよりも、こちらがTechCrunchのライターであることを意識しているのだろう)。しばらくすると、かつてないほどの速度で動作するようになった。

しかし本日、またしても動作が遅くなってしまった。

メールの読み込みには最大30秒ほども時間がかかってしまう。アーカイブ処理には少なくとも15秒かかる。検索にいたっては全く使えない。モバイルサイトを使ってみても状況は同じだ。どうやらオフライン状態にあるものと誤認して動作しているようなのだ。

こうした不具合がおきるのは初めてのことではない。数ヵ月毎にクレームを記事にしてもいる。たとえば昨年の11月にも書いている。このときはGoogleも問題を認め、対応を行った。しかしいったいこうしたことがいつまで続いてしまうのだろう。問題が発生するたびにTwitterやTechCrunchに投稿しなければならないのだろうか。こうした手段を取れない人々は、ただGmailにうんざりし、不満の声もGoogleには届かないという状況になっているのではなかろうか。

Gmailについて不満を言うと必ず、「無料なのだから仕方ない」という人がいる。しかし1) Gmailは無料ではない。広告のクリックや閲覧をすることで対価を支払っている。2) また実際にお金を払っている人もいる。私の場合もディスクスペースの追加とGoogle Appsの料金を支払っている(実際に支払っているのはTechCrunchだが、それでも払っているのに違いはない)。すなわち利用者はある意味で全員「有償利用者」であるわけだ。Googleもこのことを意識すべきなのだと思う。

おそらくは記事を投稿した後にメールを受け取ることになるのだろう(読み込みには45秒ほどかかるかもしれない)。たぶん「今回の問題により影響の出ている人は2%にすぎません」というようなことが書かれているんだろう。しかしこれは広告風の「言い換え」だ。2%とはいっても何百万もの人に影響が及ぶのだ。

抜本的な解決を行うときなのだと思う。

Googleにはどうか価格を設定してもらいたい。利用者に快適な環境を提供するのに必要な額を設定してもらいたいのだ。私は喜んで支払うことにする。年額$100だろうが$1000だろうが気にはしない。しっかりと動作してくれるのなら、それだけの価値はあるのだ。

Twitterについても、障害をなくすために有料化してはどうかと話す人々がいる。しかしGmailの方が急を要する話だろう。Twitterとは異なり、Gmailでは日々の仕事を管理しているのだ。常にきちんと動作していることが必要なのだ。それが実現できるのなら、喜んで利用料を支払いたい。

現在のところは、20GBのディスクスペースに年額$5を支払っているだけだ。間もなくディスク容量を80GBとして年額$20を支払うようになるだろう。しかし支払額を増やしても、それによってサービスの安定性を向上させるという規約はいまのところ存在しない。もしも安定性も向上させてくれるというのなら、喜んで16TBの契約をして年額$4,096を支払いたいと考えている。

「他のプラットフォームに乗り換えれば良いじゃないか」という人もいるだろう。しかしきちんと動作さえしていればGmailは機能的にベストなのだ。追随するもののないほどに優れたものだと感じている。乗り換えを提案してくる人々も、Gmailに大きな魅力があることはみとめている。もちろん他のプラットフォームを使いつつGmailにフォワードするというようなことはできる。しかしGmailがきちんと動作してくれれば問題はないわけだ。わざわざレベルの低い(パフォーマンス面を除きGoogleに比肩し得るサービスはないと考えている)他サービスに移行するようなことはしたくない。

Gmailがきちんと動作しないので、公開書簡の形でGoogleに対する不満を投稿させてもらった。ぜひ値段を決めて連絡して欲しい。

あるいは以前書いたGmail Liteのアイデアを使っていただいてもかまわない。ともかく何らかの行動を示して欲しいのだ。

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(翻訳:Maeda, H)