2年後にストリーミングテレビ(Netflix, Hulu)は8億ドルのビジネスに成長する

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今年中に合衆国の200万の世帯がテレビを捨ててWebに移行し、ケーブルテレビとの契約を切ると推計されている。この推計は、イギリスの調査会社Convergence Consulting Groupの、The Battle for the American Couch Potato(アメリカのカウチポテト族を奪い合う戦い)と題する調査報告書に載っている。前年(2009)の推計では160万世帯だったから大きな増加だが、絶対数がまだ小さいし、昨年はケーブルテレビがTV Everywhereで巻き返しに出てきたから、コードカッター(ケーブルTVのコードを切る人)たちの数も昨年がピークだったかもしれない。

いずれにせよ、コードカッティングで大きな利益を得るのはNetflix、Hulu、 Apple TVなどだ。ケーブルテレビと契約したまま、ときどきインターネットテレビのストリーミングやダウンロードを楽しむ人びとも、彼らの利益になる。むしろ、こちらが主流だろう。この調査報告書によると、昨年は合衆国の視聴者の18%が、テレビの連続番組を全回、Webで見ている。そしてその数は、毎年1%ずつ増えている:

連続テレビ番組をオンラインの無料放送やケーブルネットワークで全回見た/見る合衆国の視聴者の推定パーセンテージ

2009—16%
2010—18%
2011—19%
2012—20%

ストリーミングで新会員の増加がとくに顕著だったのが、Netflixだ。それはたぶんおそらくコードカッティングの入り口ドラッグになっているだろう。 Convergenceの推計では、合衆国におけるオンラインのみの会員からのNetflixの売上は、今年の1億7200万ドルから2013年には5億7800万ドルに増加する。これにHulu Plusを足すと、両社を合わせたストリーミングの売上は2年後に8億ドルに達する。

Netflixがあちこちのテレビ番組映画に払うお金は増えるだろうが、でもそれは、ケーブル企業が番組に支払っている額に比べると微々たるものだ。たとえば、今年Netflixが番組のために払う額は昨年の倍の11億ドルになり、Appleは約4億5000万ドル、そのほかのオンラインプロバイダをすべて合わせて4億ドルになる。このように、インターネットがテレビ番組や映画の放映権に対して払って入る額は20億ドルに満たない。これに対し、これまでのテレビアクセスプロバイダたちが番組に対して2011年に払う額は、およそ387億ドルと予想されている。

以上を、1会員(ないし1契約者)あたりの額で見ると、Netflixの34ドルに対しケーブルや衛星テレビは359ドルとなる。さらにこれを、売上に対する比率で見ると、Netflixが25%(今年は39%)、これに対しケーブル企業は今年の推計が42%だから、対売上比率では両者は肩を並べつつある(Appleは70%だ)。ただし絶対額では、両者の差はしばらく大きいままだろう。

写真クレジット: Flickr/Schmilblick

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))