Facebookの「Open Compute Project」:サーバー/データセンターのノウハウをオープン化

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今われわれはパロアルト本社で行われているFacebookのイベント会場にいる。このイベントの主題が消費者から直接目に見えるものではなく、サービスを支える力になるテクノロジーに関するものであることはすでに知らされている。そして彼らは、新しい取り組みである「Open Compute Project」を発表した。

それは何か?Facebookは、彼らのカスタム化したサーバーとデータセンター構築に使われた仕様および設計ドキュメントを公開する。同社によると、これは現在の業界標準よりずっと効率的だという ― 特にソーシャル・アプリケーションを構築する場合において。実際Facebookによると、彼らのサーバーは以前購入していた既製品と比べて38%効率が上がっているという。そしてそれは24%のコスト削減を意味している。

下の図にあるように、PUE(電力使用効率)でみたFacebookのデータセンター(Prineville)の効率は業界平均よりもずっと良い(1.07対1.5)。

なぜオープン化するのか。それは、ここで使われているテクノロジーを還元すると同時に前進させるためだ。通常、ソフトウェアと異なりハードウェアがオープン化されることはない。「これを共有することがエコシステムの発展に役立つと考えた」とCEOのMark Zuckerbergは言い「これに対する需要は大きいと考えた」と付け加えた。Facebookはこのために1年を費したという。

次にZuckerbergは、運用責任者のJonathan Heiligerを紹介した。彼は、多くの会社がデータセンターのスペースを借りていること、Facebookも7年間そうしてきたことについて話した。そして、もっと良い方法があることに気付いた。だからオレゴンに自前のデータセンターを作った。そして今度は2番目を建設中だ ― 自前のサーバーと共に。

Facebookが公開している仕様を元に、他のスタートアップが(もちろん十分なキャッシュがあれば)自前のサーバーやデータセンターを同じように作ることができる。自分たちの用途に合わせて設計を修正することもできる。すぐに思いつく企業がTwitterで、同社も最近自前のデータセンターが必要になる規模になったところだ。そしてもちろん、Googleをはじめとする巨人たちは、長年これをやってきている。しかし、繰り返しになるがFacebookはそこで学んだものすべてをオープン化する。これは業界に利益をもたらすはずだ。

「そろそろわれわれはデータセンターをファイトクラブみたいに扱うのを止めるべきだ。神話の霧を払い、詳細を公開しよう」とHeiligerは言い、それはまるでGoogleへのあてつけのようにに聞こえた。

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(翻訳:Nob Takahashi)