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Alan Eustace. Susan Wojcicki

Googleの明日の優先事項を知りたければLarry Pageの直属チームを見よう

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Larry Pageが製品担当上級副社長Jonathan Rosenbergの辞任をOKしたことは、単独の事象ではなく、Googleの上部構造の大改革の始まりだ。Pageは自分がCEOに復帰した第一週の終わりに、上級職のチームを指名し、CEO直属の彼らがGoogleの各主要部門の長に立つ。

そのチームの面子と各人の担当を見れば、Pageの頭の中の優先事項が分かるだろう。最優先事項は、検索か、広告か、YouTubeか、モバイルか、Chromeか、それともソーシャルか? チームのメンバーは、Googleの重要人物6名だ:

各人がGoogleのそれぞれの部門を個別に担当し、Pageの直下に置かれる。結局のところ、中間管理職の層がまた一段増えたにすぎない。ローカルがないことが目立つが、これは目下、副社長Marissa Mayerが担当している。

検索と広告は、当然ながら従来から変わらず最上位だ。Pageは、いちばん経験豊富な役員にこの二つを担当させた(GoogleはWojcicki家のガレージから始まり、彼女の妹が協同ファウンダSergey Brinの妻になった)。YouTubeは初めて単独の上位部門に昇格し、Kamangarの指揮下に入る。彼はGoogleの最初の経営計画を書き、AdWordsを立ち上げ、これまではWebアプリケーションを担当していた古参だ。そして、モバイル全体をAndroidのチーフであるRubinにまかせたのも、まあ、自然だ。Webはモバイル化し、Googleはそこでも大きく稼がなければならない。検索、広告、YouTube、モバイルの4部門は、いずれも、今すでにかなりの規模のビジネスになっている。

でも、Chromeとソーシャルは? どちらもまだ、実験段階ではないか? いや、そうではないのかもしれない。昨年の夏にGundotraをソーシャル担当にしたことは、Googleがソーシャルを重視していることの表れだ(それまで彼はAndroid担当のRubinを補佐して主にデベロッパたちの面倒を見ていた)。彼のこのたびの昇進と、最近の+1の立ち上げ(Googleの一番新しいソーシャル製品)を見るかぎり、新CEOもソーシャルを相当重く見ていることが分かる。

どれぐらい重く見ているのだろう? SAIの記事によると、Pageはソーシャルをものすごく重視しているので、Google社員のボーナスの25%はソーシャル関連の成果給にするらしい*。Pageはもろに、Facebookをおそれている。でも彼は、頭がおかしくなったわけではない。ソーシャルはとても重要だ。情報を見つけるための主な手段が、検索から共有に移行するのなら、Googleもいち早く、ソーシャルに対応しなければならない。〔*: 関連記事–「Larry Pageのおバカ第一号」、「Googleさん、ソーシャルの無理強いはできないよ」、「金が欲しけりゃ俺のパーティーに人を連れてこい」(TechCrunch, 未訳)。〕

Chromeの昇格は、いちばんの驚きだろう。ChromeブラウザやChrome OSに見るように、これまでもGoogleにおけるChromeの地位は高かったが、でもChrome OSはまだ世に出ていないし、技術者たちのお遊びプロジェクトだと見る人たちもいる。でもそんな見方は、GoogleにおけるChromeの重要性を理解していない。Chromeを担当することになったPichaiは今年Twitterから、製品担当トップとして熱心な誘いを受けた。Googleは、5000万ドルという未曾有の額の株式譲渡によって、彼をつなぎ止めた。次は、それだけのお金に見合う仕事をしてもらわなければ。

ブラウザに関しては、Chromeのマーケットシェアは伸びているが、Googleにとってより重要なのは、消費者により高速なインターネット体験を提供することに関して、既存のすべてのブラウザメーカーに圧力をかけることだ。Webを高速に動き回れるようになればなるほど、検索の回数も増えるはずだ。…という、単純なねらいである。本格的なOSの開発は、Microsoftを標的とする長期的なプロジェクトだが、やはりねらいは同じである。アプリケーションとデータのすべてがクラウドにあるようになると、計算機利用そのものがつねにインターネット、かつ、ブラウザ内で行われるようになり、検索の利用数も増える、というわけだ。

写真クレジット: Flickr/Laughing Squid

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))