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新たなソーシャルサービスのColorを使い倒してみた週末旅行

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週末に、独身者旅行ということで、何人かの友人たちとメキシコを旅してきた。映画の「ハングオーバー」のような旅だったわけだが、虎やマイク・タイソン、あるいはZac Galifianakisは登場しない。代わりに登場したのはMac、iPhone、およびiPad。まあ結局私たちはテックな世界に生きているということだ。こうしたデバイスを持っていったのは、日常から離れたときにどういうアプリケーションを使うものかを調べてみるのも面白いかと考えたからだ。そして結果としては、もっとも利用したのはColorということになった。これは少々驚くべき結果だったかもしれない。

きっと読者の方々も「なんでColorなんだよ」と考えていることだろう。

同サービスはプレローンチ段階で$41M(4100万ドル)の資金を調達し、大いに話題を集めた。そしてメキシコ旅行中は、このColorを頻繁に使うこととなった。あれこれ評価をしたり、新しいものを使ってみようとうい観点から使ったわけではない。本当にColorを楽しく使うことができたのだ(まあ「本当に」と言ったところで私たちが始終酔っ払っていたという点は差し引いてもらった方が良いかもしれない)。

Colorがサービスインして間もなく、「こんなもんに4100万ドルかよ」という議論が巻き起こった。こうした意見は予測されたもので、かつ的外れなものでもあった。Colorについての最初の記事が登場して、まだアプリケーションがリリースもされていないうちからネガティブな意見が出回り始めた。こうした意見に引きずられる形で、数日間は非難の声が大きかったように思う。

しかし、利用目的に沿った形でこのColorを使ってみると面白い発見をすることになる。実際、このアプリケーションは「使える」のだ。

旅行に出ていたウィークエンドの間中、私たち5人はこのColorを使いまくっていた。アプリケーション内ではもちろんのこと、TwitterやFacebookを通しても私たちが目にしているものの情報を共有し続けていたのだ。友人や家族からも、リアルタイムで私たちの「経験」を共有できるのが非常に面白いというメッセージを受け取った。

「リアルタイムで情報共有したい人なんているのか」と思う人もいるかもしれない。しかし友人や家族は興味をもつものだ。そして他にも興味を持つ人はいる。これはすなわちツイートやFacebookのステータス情報や写真、ないしInstagramで公開した写真を見る人がいるのと同じ理由だ。「ソーシャル」という名の「のぞき見趣味」という言い方もあるだろう。Colorはこの面である種の「極み」を意識したものだと言える。

Colorの便利さというのは、数年前にQikなどのサービスが急速に人気を集めた延長線上にあるものだろう。ただ当時はリアルタイム動画配信を自在に行うには、モバイルネットワークのパワーが不足していた。実際のところ、現在でもパワー不足は否めない。ColorやPathも10秒以内の短い動画は扱えるようにしているが、やはり写真こそが未だに主役としての地位にある。

Colorは設定と使用方法の簡単さを受け継いでいる。そして少し前にアップデート版のリリースされて、ナビゲーション面でも実際に役立つアプリケーションとなった。最初の段階で指摘されていた問題点は修正され、利便性が目立ってきた。

ちなみにInstagram、Picplz、およびPathなどは特定の写真を共有するのが第一の目的だ。Colorの場合は少々異なる。Colorはひとつの事象を複数の写真(および短いビデオ)で迅速に描写するのに適している。全体を通してみると事象がよく理解できて面白く見えてくるのだ。ライブ感と言おうか、現場の息遣いが聞こえてくるような感じすらしてくるのだ。

Colorで共有される写真には良いものもないではないが、個別にみるとヒドイものも多い。しかしそうしたことは問題にならないのだ。Colorは個々の写真を示すことを目的とするのではなく、アルバム全体として意味を持たせようとするものなのだ。

以前からInstagramの成功(急速に利用者を獲得した)の秘訣はスピードにあると考えていた。写真の品質やタグ付け機能に重きをおく他のアプリケーションとは異なり、Instagramは迅速に写真を公開することができる(加えてフィルタ機能を備えて品質面のマイナスを補おうとしている)。モバイル環境における写真共有サービスでもっとも重要なのは「スピード」だと思うのだ。そしてColorはこの点を十分に意識している。

ボタンをクリックして写真を撮る、プレビューしてOKなら写真は即座に公開されることとなる。全体でもかかる時間はほんの数秒程度だ。他のアプリケーションを利用すると、同じことをするのに60秒以上もかかることがある。Colorはたとえば位置情報をセットする必要もない(Colorが自動で行う)。共有する相手の指定も必要ない(近くでColorを利用している人に自動的に公開される。周りに使う人が多ければ多いほど面白くなる)。アルバムを作成する必要もない(自動で行われる)。フィルタ機能はなく、またキャプションもとくに必要としない(目立たないオプションとしてキャプション機能もあるにはある)。

スピード。ともかくスピード。他を圧倒するのはスピードで、またさまざまな部分が自動化されているのだ。

誤解しないで欲しいのだが、Colorにはまだまだ発展の余地がある。これはColorのスタッフも十分に意識していることだろう。しかしColorの用途に適した場面で用いると、これは本当に便利に使うことができるのだ。週末に撮った写真を見返しても非常に楽しく見ることができる。本当に簡単に作成できるスクラップブックという感じだ。若い頃、あるいは大学時代にColorがあれば良かったのにと思う。もしあったなら、今でも当時の思い出を懐かしく振り返ることができると思うのだ。

Colorがこの分野で成功をおさめるのかどうかはまだわからない。しかしともかくこの分野には進化の余地があることを示してくれたと言って良いだろう。

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(翻訳:Maeda, H)