[Teclosion] 震災で重要な経営判断は順位付けだったー決断した「仲間の安全とサービスの安定供給」

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今日の秋葉原は密度が濃かったー本日開催された日本のスタートアップ注目株を発見するイベントTeclosion2011の会場は、日本のテク界隈を代表する起業家とこれからの日本をつくっていくであろうスタートアップ、そしてその爆発を期待する多くの参加者で溢れんばかりの盛況だった。

イベントの冒頭でおこなわれたセッションにはミクシィの笠原健治氏、GMOインターネットの熊谷正寿氏、NHN Japanの森川亮氏が参加し、これから起業を目指すスタートアップの卵に向けていくつかの質問に答えた。

まず、経営者としての成功の秘訣は?という質問に対して熊谷氏は「成功の定義はまわりに笑顔が溢れること。提供しているサービスが役に立ってお客さんがハッピーになる。笑顔の循環ができると経営者としては成功なのでは」と模範解答。

経営者としてのモチベーションの維持について笠原氏は必要とされ続けることの大切さを語る。「世の中で一定の役割を果たしたい。個人でも一緒で自分に役割がないというのはつらい。そこを果たしたい」という社会的な価値を見いだすことが一つのモチベーションになると語る。

熊谷氏は「それぞれのステージでモチベーションの持ち方って違うと思う。原始的なモチベーションで何かを変えてやろうとか、そういうのはあった。けどそれだけでは続かない。100人位は名前も覚えて、1000人とかそういうレベルになると会話もできない」と、ステージによるモチベーション維持には変化が必要と指摘した。

経営者として震災にどう向き合ったかという話題について森川氏は「どのような状況でもサービスを提供したいと考えた。だからこそ、そのサービスを提供する社員の安全第一を考えた」とやはりサービスの安定とそのサービスの根幹である仲間の重要性を考えたという。

熊谷氏は「自分自身も会社も混乱した。なにをしていいか分からない。義援しましょうという人も出てきたり、瞬間には混乱した」と当時の状況を振り返る。

そして彼が最初にやったことは優先順位をつくったこと。「まず仲間の安全、そして自分たちの提供するのはインフラのサービスなので止めてはいけない。決済も止められない」とこの二つを決定した上で「余力があれば義援活動をしよう、と」決断したそうだ。