Google「Tags」を終了。これからは「Boost」

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GoogleがTagsを終了する。地域企業や店舗がGoogleマップやGoogleプレイスのリスティングで自らを目立たせるための、広告商品だ。月額$25で、地域企業のリスティングに黄色いタグと、特典や写真、メニューの短い説明やウェブサイトへのリンクなどを追加できる。TagsはGoogleの地域リスティングサービスであるGoogleプレイスと共に数ヵ月のテストの後約1年前に導入された。

Googleは同サービスを利用している企業に対して、2週間後の4月29日に閉鎖する旨を知らせるメールを送った。本誌にメールを転送してきたある情報提供者がこう書いている。

Googleはこのサービスをやめるらしい。最近の組織異動の一環に違いない。うちの会社にとっては結構いいサービスだったので、かなりがっかりしている。

地域ビジネスが上級副社長Jeff Huberの配下になったのは事実だが、おそらく中止の理由はもっと簡単に説明できる。Tagsは実験プロジェクトで、ここから似たような地域広告サービスのBoostが生まれ、最近検索結果でよく見かけるところを見ると、この方がずっとうまくいっているようだ。Boost広告というのは、Google Mapや有料検索結果に現れる、青色のプッシュピンのことだ。ウェブサイトや特典やメニューにリンクする代わりに、BoostはGoogle Placesの住所や電話番号などの情報をハイライトする

この方が、特にモバイル検索ではずっと便利だ。店主たちはウェブサイトへのトラフィックを増やしたいわけではない。実際に店に足を運ぶか電話してもらいたいのだ。またBoostは非常に素直でわかりやすいオンライン広告製品でもある。店主は予算とクリック単価で支払う。Tagsは通常検索結果の横に現れて、毎月固定料金を支払う。BoostはTagsの改良版ともいえるものであり、Googleはこれで行くつもりだ。

タグを使いたい地域企業は、Yext Tagsを通じて、Google以外のライバルサイトで買うことができる。CitysearchやLocal.com、SuperPagesなどの地域事業リスティングサイトに、タグや好きなメッセージを追加できる。ちなみに、Yextは月曜日にサービス名をPowerListingsに変更する予定だ。

YextのCEO、Howard Lermanによると、この決定はGoogleとは全く無関係であり、地域の店舗がリスティングのことは理解していてもタグが何であるかを知らないから、という理由からだ。「地域広告で重要なのはリスティング。モバイル機器でも、検索エンジンでも、レビューサイトでもアプリの中でも、消費者が地域企業を見つけて選ぶのはリスティングだ」とLermanは語る。

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(翻訳:Nob Takahashi)