Facebook、相手を選んで「いいね!」できるSendボタンを追加―グループの数は5000万超え

次の記事

レビュー:Nike+ SportWatch GPS(GPS機能付きスポーツウォッチ)


Facebookの「いいね!」ボタンはすでにあらゆるところで見かけるようになっているが、Sendボタンという新しい兄弟分が発表された。このボタンは「いいね!」と同様、どんなウェブページにも簡単に設置でき、そのページに対する推薦を特定のFacebookグループあるいは友だち、さらに一般のメールアドレスに対して送信することができる。言い換えれば、「いいね!」ボタンではFacebookの友だち全員に対してメッセージが送信されるのに対して、Sendボタンでは特定の知り合いに対してメッセージを送信することができる。

またしても新たなボタンを設置する場所を見つけ出さなければならなくなったウェブデザイナーのため息が聞こえてくるようだ。とはいえ、Facebookからすれば「いいね!」機能の当然の発展ということだろう。ユーザーとしては、出会ったウェブページを―すべての友だちが見る自分のニュースフィードに掲載するより―少数の特定の知り合いだけに推薦したいということがよくある。しかしそのためだけにわざわざFacebookを離れていちいちメールを送るのも面倒な話だった。現在50のサイトがすでにSendボタンを実装している。

Sendボタンの発表と同時に、Facebookは昨年10月にリニューアルした「グループ」にいくつか役立つ機能を追加した。大きなところでは、グループで写真アルバムがサポートされるようになった。これまでも1枚ずつなら写真をアップロードすることができたが、これからは多数の写真をアルバムとして公開することができる。このグループ内アルバムはグループのウォールに表示され、グループのメンバーだけが見ることができる(メンバーはタグを付けることもできる)。

同時にグループにはこれも先月リニューアルされたFacebook Questionsが取り込まれた。今後はグループのメンバーは他のメンバーに対してQuestionsを使って質問することができる。

最後に、これが一番根本的な変化だが、メンバーの新規加入にはグループ管理人の承認が必要とされるようになった。これまではメンバーは誰でも自由にFacebookの友だちを招待することができた(不都合なメンバーを招待することは「友だちの輪」の圧力が防ぐはずだという楽観的な考えだったのだろう)。しかしFacebookももっと厳重なプライバシー管理を必要とするグループも存在することを認め、管理人権限の強化に踏み切ったわけだ。

もしSendボタンが広く普及すれば(それは間違いないだろう)、グループを対象として盛んに利用されるはずだ。もちろん現在でもグループに対してリンクを投稿することは広く行われているが、Sendボタンはそれをさらに容易にする。興味を感じたページから離れることなく、ワンクリックでグループに対して「いいね!」が投稿できるなら、ユーザーは書評やレストラン、観光地のレビューなどを親しい友だちと今よりずっと頻繁に共有することになるだろう。

‘なんといってもソーシャル共有ウィジェットが最初に登場したのはもうだいぶ前のことでもあるし、Sendボタン自体はさほど劇的な機能のようには思えないかもしれない。しかしこれはCEOのMarkZuckerbergが「Facebookは電子メールを独自の新しいコミュニケーション・インフラで置き換える」と述べた遠大な目標の実現に向けての新たな一歩だ。Facebookはそれまでメールで行われてきたさまざまな作業を一歩一歩、Facebookの機能で置き換えてきた。今日のSendのローンチは、「友だちにリンクを送る」という作業をメールから奪ってFacebook内に取り込もうとする野心的な試みだ。さらに似たような機能が開発中であるのは疑いない。特定の友だちに対して詳細なアンケートを実施できる機能が開発中だという噂を聞いたことがある(現在も開発が継続されているかどうかは不明)。

Facebookでは「現在までに作成されたグループの数は5000万。休眠中のグループもあるが、大半は活動中だ」と述べた。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01