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POSを使いやすいWebサービスにしてしまったPose–お客とのマーケティングコミュニケーションも可能に

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小売業やフードサービス(レストラン、ファストフード、食堂、etc.)で働いたことのある人は、POS(Point of Sale)システムをご存じだろう。そのソフトウェアとハードウェアのセットのことを、キャッシュレジスターと呼んでる人が多いと思うが、でも実際はそんな単純なものではない。それは在庫管理システムの端末でもあるし、クーポンやポイントの処理もしなければならない、取替品の処理もしなければならない、などなど販売という業務の最末端の仕事を何でもこなす。しかも多くのPOSシステムは、オプションがやたら多く、インタフェイスはWindows 3.1のころのままであるなど、ユーザにとって苦痛そのものだ。

POSをなんとかしようと努力している企業は多いが、ここでご紹介するPoseもその一つだ。同社は新しいハードウェアを開発する、というタイプではなくて、おそらく誰もが持ってるもの、すなわちWebに接続したコンピュータを利用する。つまりPoseは完全にWebから提供されるサービスで、だから不具合になった端末の取替もいたって簡単だ。それにコンピュータ(ふつうのPC)以外は何も買わなくてよいから、安上がりだ。

今週の初めに、CEOのGuy Marcusがデモを見せてくれた。ほかのPOSシステムと同じく、商品の入力は手作業またはUSBのバーコードリーダーで行う。画面をキャッシャーのインタフェイスに切り換えると、画面上の商品写真をタッチしたり、あるいは商品のバーコードをスキャンして、お客が買ったものを入力できる。

Poseは、まだ一般公開されていない(予定は6月)が、私の見たところ完成度は高い。使いやすくて魅力的なインタフェイスづくりに、相当力を入れたようだ。デスクトップとタブレットの両方向けに最適化されている。企業は月額料金制でこのWebサービスを利用する。

POSのWeb化に挑戦したのはPoseが初めてではない。競合他社として、ErplyVendHQMerchantOSなどがいる。Marcusが強調するPoseの独自性は、お客がメールアドレスを教えたらレシートをメールでくれる、今後のお買い得情報や新商品案内なども送る、などのマーケティング的な機能だ。また、Poseのユーザ企業はPose経由でオンライン店を…ほんの数分で…開店できる。それは、POSの在庫データベースを使う。ただし、品物を実際にお客に届けるのは、お店側の仕事だ。

Marcusに、Squareとも競合するか、と聞いてみた。この人気のiPhoneアプリケーションは、特殊なカードリーダーをiPhoneのヘッドフォン端子に挿入することによって、クレジットカードによる買い物を超簡略化し、またユーザの買い物の記録もつける。Marcusによれば、Squareが本格的な在庫管理システムを近い将来提供するとは思えないし、むしろ支払いサービスはどこでも、敵というよりは将来のパートナーだ、と。

Poseのチーム(4名)は、イスラエルにいる。これまで調達した資金は、30万ドルだ。

ディスクロージャ: 本誌にときどきイスラエルから記事を投稿しているRoi Carthyは、彼のVCファンドからPoseに投資している。RoiはTechCrunchの社員ではない。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))