[jp]グリーの有料課金の2割がパートナーからの収入。四半期決算発表で

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われわれはニュース性のあるものを追い求めてしまうので決算発表についてもなにか新しい話題はないかとほじくり返してみるくせがある。急激な変化があったほうが企業の動向を読み解く上では非常に参考になるからだ。だが、毎四半期ひたすら十数パーセント一定の成長を維持させ続けるということは、数字だけ見るといつもと同じように感じるのだが、実際にはどんな経営者も夢見ていることに違いない。

今日のグリーの決算発表はまさにそんな内容だったのだが、上場以来、一環して一定の成長を続けている。2011年6月期の第3四半期(2011年1月から3月)の売上は163億7,200万円の売上に対し、営業利益は81億9,900万円だった。前四半期比で見れば、それぞれ14パーセント、18パーセントの成長である。前年同期比で見れば、それぞれ77パーセントと56パーセントだった(驚異的な数字ではあるが毎回同じだと驚きが少なくなるのは事実だ)。

ただ、興味深い発言はあった。いままで公にはなされていなかったと考えられるが、有料課金収入の2割程度がパートナーのゲームからの売上ということだった。これはソーシャルメディアのコンサルタントでレポートを発表しているlooopsの斉藤徹氏がいつも指摘していることとほぼ一致している。

この数字から読み取ると有料課金収入はこの四半期で139億600万円なので、おおよそ28億円程度がパートナーから得ている収入ということになる。ただ、これはGREEプラットフォームを使ういわゆる課金の手数料であるので、実際にはパートナーの売上はこの数倍になると予想される。GREEのレベニューシェア率はパートナーによって異なると考えられるので、一概には言えないのだが、一律30パーセントだとすると400社800タイトルで四半期で90億円強の規模となるのだろうか。

一方、GREEの内製ゲームの売上規模は四半期で110億円を越えている計算になるので、内製ゲームの課金が収益の大きな柱だということは間違いなく言えるだろう。

気になるスマートフォンに関しては具体的な指標となるものは発表されなかったが、市場でのスマートフォンの販売台数に比例して、会員の利用率が変わってきてるようだ。スマートフォンで使えるアプリはすでに110を提供していて、ゲームプラットフォーム事業者では最多であるということだ。アトランティスの買収によってGREE Ad Programもスタートさせているので、スマートフォンに関しては他のプラットフォーム事業者よりも先んじているようにも見えなくはない。

ここのところGREEはOpenFeintの買収A-Fundの設立で派手なニュースを提供してくれた。Tencentやmig33などの海外事業者との提携も含めて、こういった目立った話題が業績に繁栄されるのも早く見てみたい。