ニュース
Facebook / フェイスブック(企業)
Burson-Marsteller

Facebookはきたないメディア操作について不誠実な釈明を発表

次の記事

NetflixのAndroidアプリがHTCとSamsungの一部機種対応でリリース

現時点ではっきりしてるのは、PR会社Burson-Marstellerとのまずいところを見られてしまったという状況に対するFacebookの取るべき態度は、口数を少なくして仕事を続けることだと思う。

好悪いずれにせよ今のFacebookは、Webという織物の全体に織り込まれているような状態だから、誰しも簡単に立ち去るわけにいかない。これまで何度もあったように、その過ちに対して人びとは怒るが、1週間後には完全に忘れてしまう。だからこの態度こそが、Facebookの利口な演技なのだ。

ただし、お利口イコール正しいではない。

Burson-Marstellerは、お間抜けな声明を発表して、Facebookだけを悪者に仕立てようとしたが、FacebookはLA TimesThe New York Timesに、短い陳腐な返答を乗せただけだ(たしかに記事の見出しはおだやかだったが、ネ)。その声明文は:

‘中傷’キャンペーンを認めたことも意図したこともない。むしろ弊社が望んだのは、Facebookやそのほかのサービスのアカウントからの情報を、Google Social Circlesの中に集めて利用することを、人びとが承認していない…Facebookがまさに、この目的のための利用や収集を認めていないように…、ということを、複数のサードパーティが検証することだった。弊社はBurson-Marstellerを起用してこの問題への関心が集まるよう図り、そのために、どのようなメディア機関やアナリストでも単独で検証できる、一般的に入手可能な情報を使用した。問題は深刻であり、弊社はそれらを、真剣かつ透明なやり方で提示すべきであった。

これほど不誠実な文章を読むのは、ぼくの人生でこれが初めてではないだろうか。あらゆる点で同社は、重要な疑問には答えず、論点をずらしている:

  1. なぜ会社のPRチームでなくBurson-Marstellerを使ったのか? 前からのお抱えのPR会社(Outcast?)でもよかったのでは?
  2. なぜBurson-Marstellerに、クライアントの名前(Facebook)を言うなと命じたのか?
  3. なぜ、何から何まで隠密裡にやる必要があったのか? それほどはっきりしている問題を世間が見逃しているというのなら、そのことをブログに書けばよいではないか?
  4. Googleが間違っていると感じているのなら、その行為の停止を申し出たり、あるいは訴訟するなど、問題を公(おおやけ)の場に出せたのではないか?
  5. 本物の本人性にこだわる企業にしては、少々皮肉な事件ではなかったか?

今朝Facebookにこれらの疑問をぶつけてみたが、同社は公式のコメントを拒否した。だから手元にあるのは、最初に紹介したお粗末な短文だけだ。そこで、上の5つの質問に、ぼく自身の想定に基づく、ぼくなりの答を書いてみようと思う。…Facebookが黙ってるんだから、しょうがない。

では、参りましょう〔以下簡訳〕:

  1. Facebookは、自分がやったと思われたくなかった。しかしそれは悪質で卑怯なやり方だ。相手が間違っているのなら、正々堂々と攻撃すればよいのに。
  2. 答は上と同じ。なにしろ、Facebookの名が出ることを嫌った。匿名の攻撃は、信用されないのに。
  3. 名乗りを上げて相手を攻撃・批判する勇気がなかった(でもそうしたほうが、メディアも真剣に取り上げただろう)。
  4. Facebookはユーザに、データの公開と共有を奨励してきた。Googleだけをその共有や利用から外す理由はない。だからこれは偽善だ。Danny Sullivanがこの偽善について優れた記事を書いている。Facebookはこの問題について、ご都合主義的に二枚舌だ。
  5. まったくそうだ。

今回Facebookがやったことは、操作である(メディア操作、世論操作、…)。悪意がなかったとしても、Facebookのねらいは報道と大衆の両方を秘かに操作して、ものごとを自分の視点で見させることだった。

Burson-Marstellerは、まともなPR会社だったなら、ジャーナリストたちやブロガーたちの全体に訴求して、彼らがGoogleのやり口を疑問視する記事を書くよう仕向け、それらの中でFacebookの名前が犠牲者としてのみ登場するように、お膳立てするだろう。

しかし、その逆が起きてしまった。因果応報、かな。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))