検索の異端児Blekkoの次の手: ユーザデータの保持期間を48時間に短縮

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検索エンジンBlekkoは、つねに自分を差別化することに熱心で、次々と新たな開発の進捗を発表してはメディアの注目を引こうとする。そのBlekkoが今日は、ユーザの個人情報(IPアドレスなど)を保持する期間を48時間に減らす、と発表した。それはGoogleなど大手検索エンジンと比べて、きわめて短い期間だ。

GoogleとYahooは現在、ユーザデータを18か月保持している。Bingは6か月だが、これはヨーロッパの標準だ。実はYahooは最近、Googleと“競合して”個人化されたリコメンデーションを提供するために、データ保持期間を従来の90日から18か月に延長したばかりだ。Blekkoはこれに関して、“Yahooと違ってうちは競合する必要がない”、と言っている。DuckDuckGoやStartpageなどの検索エンジンは、ユーザ情報をまったくキープしない。

しかしUS VenturesやCMEA Capital、Marc Andreessenなどから$24M(2400万ドル)もの出資を受けているBlekkoは、これからも当分、きわどい挑戦を続けることができる。このほかに今回Blekkoは、HTTPS選好オプションを導入する。これは、より安全なHTTPSのWebサイトがあれば、検索結果にそっちの方を出す、という設定だ。

またSuper PrivacyとNo Adsオプションでは、広告を出さないようにする。CTOのGreg Lindhalによれば、”検索エンジンはユーザについて知りすぎている。Blekkoの目標は、検索エンジンの機能を良くするための情報の保持と、ユーザが非公開を望む情報を保持しないこととの、均衡を維持することだ”、という。

Blekkoはなにしろ、大手にない細かい芸が多い。たとえば今では、Facebookのコメントも検索の対象にしている。検索のマーケットシェアは今、Googleが65.7%、Yahooが15.9%、Microsoft(Bing)が14.1%で、Blekkoは5位以内に入らない。だからこそBlekkoは、次々と小技を繰り出して努力しているのだ。

最近(先月)の同社の成績は、ユニークビューが75万、総検索回数が5000万だった(ユニークビューは3月に比べて33%増)。これまでに35億のURLをインデクシングしているが、GoogleやBingは150億を超えている。

しかし検索エンジンがやるべきことは検索だ。ほとんど毎週のように、新しいワザを発表してメディアの注目を集めるという戦略は、本当に有効なのか? 答はもうすぐ分かる。

〔訳注: Blekkoの中核的な機能は、ユーザ生成の、いわゆる”スラッシュタグ”によって、カテゴリー検索ができること。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))