Google陥れの陰謀をめぐって卑怯なPR会社がFacebookの浅ましい手口を認める

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一部悲しくて、一部面白く、全体としてものすごく汚いなどという奇妙な話はめったにあるものではない。幸い(?)にも、Facebookと大手PR会社のBurson-Marstellerがそういう話題を提供してくれた。

読者はもちろんすでにご存知だと思うが、昨夜(米国時間5/11)、The Daily BeastのDan Lyonsが「FacebookがPR会社を雇ってGoogleの悪口を大手メディアに掲載しようと企んだ」という驚くべきニュースをスクープした。われわれのMike Arringtonも昨夜書いたとおり、これは公衆に対して不正直かつ侮辱的であるだけでなく、まったくもってお粗末な戦術でもあった。しかも話はますます面白くなりつつある。

悪事のコンビの一方であるPR会社のBurson-Marstellerが自分だけがいい子になろうとして仲間のFacebookを裏切った。

今朝PRNewserに送られてきたメールによると、Burston-Marstellerはこの陰謀への関与を認め(いずれにせよ認める以外なかっただろうが)、「そもそもこういう提案をしてきたFacebookが一番悪い」と自己弁護した。

つまり彼らは汚い仕事を引き受け、失敗し、次に顧客を非難しているわけだ。見上げた心がけといえよう。

Burson-Marstellerの言い分を見てみよう。

Facebookが事実を認めた以上、われわれもこのクライアントのために業務を実施したことを認める。

Facebookが事実を認めさえしなければわれわれも認める必要はなかったのに、という意味のようだ。しかしFacebookがおれたちを破滅させようとするなら連中も道連れだ!

すでに各所で公開ずみでメディア自身で容易に確認できる情報に対してメディアの注意を喚起しようとしただけであるという理由で、われわれのクライアント〔Facebook〕は匿名であることを望んだ。このプロジェクトに関してわれわれが扱った〔Googleに関するネガティブな〕情報は相応の議論を巻き起こしたが、情報の真偽については独立のソースによってメディア自身ですべて確認可能なものだった。

Facebookはなにやら怪し気な業務を依頼してきたが、われわれ〔BM〕として当時は大歓迎だった。情報は捏造というわけではなく、すべて公開されていたのだから、それを使ってジャーナリストを扇動するアンチGoogleキャンペーンを企んでどこが悪い? われわれはジャーナリストの手助けをしてやっただけだ―こんなおいしい情報を見逃す手はないぞと教えてやったに過ぎない。われわれ自身で(また)自作自演してもいい。ともかく批判されたら悪いのは記事を書いたジャーナリストだという言い訳ができると考えていた。ところが残念。ジャーナリストはわれわれの投げた餌に食いついて来なかった。そうすると「われわれは情報を提供しただけだ」という言い訳は通用しない。うまくない。弱った….

しかし理由はともあれ、この企画は正常な業務とはいえず、当社の運営方針にも一致しないものであった。当社はこうした依頼を受諾すべきではなかったと考える。われわれがメディアに対して情報を提供する際にはクライアント〔が誰であるか〕について透明性を確保しなければならない。今回の問題は絶対的に重要なこの基本方針に反する事件であった。

さんざんデタラメな言い訳を並べて来たが、本音はこうだ。われわれはこんな仕事を引き受けるべきではなかった。もっと正確に言えば、事実がバレたらわれわれが責任を逃れられないような条件で引き受けるべきではなかった。次からはバレたら即座にクライアントを裏切って、メディアに対して自分だけがいい子になることに努力する。ともかく、もっとましな言い訳を考えておく。それにもっと料金を高くする。

ずるくて浅ましい。実に感服の至りだ。

[image: flickr/earls37a]

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01