未来型教育システムのMotuto、家庭教師をiOSデバイスに派遣

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ついiPadをAngry BirdsやNetflixの専用機として扱ってしまう人も多いのではなかろうか。子供向けの教育用アプリケーションを見ると、お遊び専用機になってしまったiPadに、本来の可能性を感じたりするものだ。

ここで取り上げるのはMotutoだ。世界中の家庭教師を集めてiPhoneやiPad上で学習支援を行うためのサービスを展開している。Android版も間もなく提供される見通しだとのこと。

サービスの仕組みをご案内しよう。

無料のアプリケーションを起動すると、質問を受け付けている教科・単元を選ぶ画面が表示される。7学年から12学年(アメリカの教育制度)までの算数および理科に多くの教師が対応しているようだ。目的に沿った教師がいれば相手と接続することになる(待たなければならない場合もあり得るが、その場合は先生側の都合がよくなった時点にプッシュメッセージで通知される)。適当な相手とつながると、そこから20分間のセッションが開始となる。接続時のコミュニケーションにはチャットを用いる(生徒の側から問題の画像を送ることもできる)。教師側はホワイトボードに説明を書いて説明するが、このホワイトボードには双方から書きこむことができるようになっている。説明してもらった内容は、後に参照するために保存しておけるようにもなっている。印刷したいような場合にはメールで自分宛に内容を送ることもできる。

サービスを初めて使う場合、20分間のセッションを1度だけ無料で利用することができる。2度目以降はセッション1回あたり5ドルほどの費用がかかることとなる。Motutoを開発したCastle Rock Researchは、この料金設定は自らの強みであると主張している。実際の家庭教師はもっと高くつくし、またネットワーク経由で同様のサービスを展開しているところ(Tutor.comなど)は、セッション毎ではなく月額での料金設定をしているからだ。必要な回答を安価に得ることができるというわけだ。

ただ、こうした料金モデルに客が集まるかどうかには疑問の余地もある。たとえばアメリカ国内の通信会社では、無制限の通信モデルを必要としない人でも、追加料金を支払って無制限モデルを選択する人が多いらしいのだ。

Castle Rockは近々、単元毎にまとめた学習ガイドのようなものもリリースするとしている。これにより、Motutoで提供する学習指導が一層役立つようになることを狙っている。また、近々(数週間のうちだとのこと)Android版のサービスも提供するそうだ。

読者の方々は如何お考えだろうか。こうしたモバイル教育システムが将来的に普及していくだろうか。App Storeで99セントとの値段をつけたアプリケーションが「高い」と評価されるような現在、1セッションに5ドルを支払う利用者がいるのかどうか、注目してみたい。

Motutoアプリケーションはこちらからダウンロードできる(訳注:日本のiTunes Storeには登録されていないようです)。

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(翻訳:Maeda, H)