[jp]Startup Weekend Tokyoの勝者はQlive:イベント出演のスピーカーとのQ&Aのためのサービス

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アイデアからプロダクトのデモまでつくりあげるStarutp Weekend Tokyoが昨日(5月22日)までの週末3日間に開催されているのは、事前に紹介したので知っている人もいると思う。起業家、エンジニア、デザイナーなどが初めてその場であってプロダクトまでつくりあげるというのは興味深い試みだ。そして、昨日の夕方、イベントの最終日にはプレゼンテーションとジャッジが行われた。たった3日と言えども素晴らしいアイデアと完成度の高いプロダクトが揃っていたのは間違いない。プレゼンテーションをした13チームの中から、興味深いものを選んでいくつか紹介しよう。

今回、審査員として参加したデジタルガレージ取締役の安田幹広氏やデジタルハリウッド大学・学長の杉山知之氏ら4人が選んだ最優秀のチームはQLiveだった。

QLiveはいたってシンプルなものだ。よくイベントではスピーカーの講演後にQ&Aの時間が用意されるが、そのときに間抜けな質問やくだらない質問で、自分が聞きたかった質問できずに終わってしまうなんてことがある。シャイな日本人だったらホントは自分が質問したいのだけど質問できないなんてことがあるかもしれない(よくQ&Aの時間はシーンってするよね)。QLiveはそれを解決してくれる。

QLiveではスピーカーの講演中やパネルディスカッションの最中に、あらかじめ、話を聞いているオーディエンスの人たちがスピーカーに聞いてみたい質問を投稿する。その中からオーディエンスたちが投票をしあって、みんなが聞いてみたい質問を選び抜くというものだ。これだけ聞くとあまりにもシンプルすぎるけれど、こういった問題解決こそ次のイノベーションを生むのかもしれない。それにイベントに参加するだけでなく、イベント自体をオーディエンス参加という立体的な構造にできる可能性も秘めている。

審査員のノボット代表取締役社長の小林清剛氏は自身もイベントを運営している立場から、「すぐに使ってみたい。Q&Aの部分をあとあと有料コンテンツとして販売するなんてこともできるかもしれない」と述べていた。QLiveのプレゼンテーションをしてくらたデザイナーの西村和則氏は、もともとものアイデアは「メモをするツール」をアイデアとして考えていたのだが、チームで話あってQ&Aのアイデアがでてきて、結果的にイベントと連動するものへと変化したと話してくれた。

このほか次のようなプロダクトが個人的には興味深いものだったので紹介しておこう。

Meetune(Share Future):自分の「空いている(ヒマしている)」未来の予定(そしてそのときいる場所)を友人に公開するサービス。もし友人もその時間が空いていれば一緒に遊ぶ予定を入れるといったことができる。Share Futureは参加者が選ぶ「もっとも投資されそうなサービス」となっていた。

Colish:Concept Life ShareのアクロニムがColishの名前の由来で、シェアハウスの問題解決を定義している。見知らぬ人同士が一緒に同じ屋根の下に住むシェアハウスでは、見知らぬ人同士だから故に一緒に住み始めたらトラブルもなくもないという。その理由として、シェアハウスを選ぶ際の決め方として賃料や場所を優先することがあるのではないかという。そこで、Colishが提供するのは、シェアハウスの「コンセプト」から住みたい場所を選べるようにするというものだ。たとえば、「蛍光灯がないあったかい光(白熱灯のこと?)で暮らしたい人」「コカ・コーラが好きだからコカ・コーラの自動販売機を備え付けた家に住みたい人」といったコンセプトからシェアハウスを探せるようしている。このColishは参加者が選ぶ「もっとも実現性があるサービス」に選ばれている。

ITERM:ITERMはサービスなどの読むのが面倒な長い利用規約をシンプルに変換してわかりやすくしてくれるというサービスだ。利用規約を読み込んで「特殊な」アルゴリズムで解析して、誰にでもわかるように表現してれるというものだ。これがホントに実現するのかはわからないが、アイデアはとてもすぐれいているように思える。最近ではAppleの利用規約をジョークにしたこんなビデオもあったから、利用規約をちゃんと読んでいないとエラい目にあうかもしれないしね。そうそう、ITERM自身の利用規約自体は、後々これを使ってトラブルがあっても大丈夫なように綿密に練られたとても長い利用規約になるんだとか。同じくこれは「もっともエッジのあるサービス」に選ばれている。

Mysic.fm:上のITERMは半分はジョークなようなプロダクトかもしれないが、Mysic.fmは逆に本格的だ。このDropboxを使った音楽のロッカーサービスは、Dropboxに音楽ファイルを入れておけば、パソコンだろうがスマートフォンだろうがどこからでもネットワークがつながっていさえすれば音楽が聞けるというものだ。音楽の再生にはブラウザーを使う。競合となるようなサービスはいくつかあるだろうけれど、Dropboxを使うアイデアはなかなか興味深かった。Mysic.fmは6月のローンチを目指して現在開発が進められている。Mysci.fmはここからインビテーションが受けられる

ほかにもすぐれたアイデアはあったように思う。加えて、Starutp Weekendはプレゼンテーションの楽しさを提供してくれるものもいくつかあった。興味があればUstreamの録画が残っているようなのでチェックしてみるといいだろう。