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Amazon / アマゾン(企業)

Amazonさん、お願いだからKindleをタッチスクリーンにしないで

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私はKindle DXの大ファンだ。文字通りのお気入りガジェットである。フォームファクターも、大きな画面も、比較的長持ちするバッテリーも、キーボードも大好きだ。Amazonがこのうちどれかを削ったとしても、私の愛着に変わりはないだろう。Kindle DXは私にとって完璧だ。その完璧さは、もしAmazonが今のボタンをタッチスクリーンに変えるのではと考えただけで、私が「ザ・ロード」と同じくらい深く苦しむほどである。

タッチ式Eインクスクリーン。それが今のトレンドなのだろう。過去24時間以内に、KoboBarnes & Nobleが、タッチスクリーンEインク画面付きの新機種を発表した。それは、高速ページ表示、長バッテリー寿命の低消費電力ディスプレイにとって華々しい一歩である。新型Nookのバッテリー寿命は2ヵ月だ。すばらしい。タッチスクリーンだって十分な感度を持つ優れたテクノロジーだ。しかし、私の次期Kindleには付いて欲しくない。

Eインクスクリーンのすばらしさは、文字の美しさである。まさしく文字らしく見える ― それはテクノロジーがわれわれに与えてくれた最も印刷に近いものであり、最新のパールスクリーンは驚異だ。しかし、私はそれを触りたくない。スクリーンを拭ったり、何であれスクリーンの心配をしたくない。そう、Eインク画面は液晶ではない。私の脂ぎった指から自然に脂分を吸い取る光沢のある表面はそこにない。Eインク画面は概して指と相性がいい。それならなぜ、私は画面上でデバイスを操作したくないのか。

さまざまな意味でこれは、BlackBerry対iPhoneだ。タッチスクリーン対キーボード。ただし私はQWERTYキーボードにこだわっているのでではない。問題はタッチスクリーン生来の思考プロセスだ。あれには違う気配りが必要だ。突如として画面保護シートが必須アイテムになる。結局それをタッチしたりつついたりすることになる。

もちろん、KoboやB&Nのような会社にとって、これは必要なステップだ。彼らは何とかしてKindleと根本的に違うものを作る必要があった。まあ、タッチコントロールは、彼らにとっては違うものかもしれないが、実際電書リーダー市場では古い話だ。Sony Reader Touchは2009年に登場したが、大ヒットとは言えなかった。

私が心配しているのは、タッチスクリーンがKindleのラッダイトな魅力を損うことだ。祖母でさえ私のKindleが心地よいと言っている。人はボタンを理解している。私は人類が総じてタッチスクリーンの概念を把握できないほど不自由だとは言っていない。しかし、ユーザーの中には、わが愛機に新テクノロジーを迎えることをためらう人たちのグループが間違いなく存在し、私はその正会員なのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)