Apple、Samsungの新製品5機種を〈合法的に〉プレビュー

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ちょっとした「そっちが見せたら、こっちも見せてやる」的やりとりが、 SamsungAppleの間で進行中の特許バトルの場で起きている。ただしAppleは、あの「結局自分のは見せない」子供になった。

4月半ば、AppleはSamsungが製品デザインに関する特許を侵害しているとして同社を訴えた。先週、Lucy Koh連邦判事が、AppleはSamsungがAppleの特許に抵触していないことを確認するために、近日発売予定の同社新製品を事前に見ることを許す裁定を下した。Samsungは、次の新製品5機種をAppleに提供することを余儀なくされた。Galaxy S II、Galaxy Tab 8.9および10.1、Infuse 4G、Infuse 4G LTE。最終判決はまだ出ていないが、Koh判事のこれまでの指摘では、証拠が示すところによるとSamsungがAppleのデザインを模倣した可能性があるという。

「Appleは、Samsungの新製品がApple製品を真似てデザインされていると同社が信じる合理的根拠となるSamsung製品の画像をはじめとする証拠を提示した」とKohは語る。しかしこれは、Appleの〈法務〉部門が近日発売のSamsung製品に触れる機会を与えられただけなので、Samsungにとってさほど大きな打撃ではない。Samsung Galaxy S IIとInfuse 4Gの2機種は、英国および米国ですでに発売されているため、Appleエンジニアが実際に確認できていなかったのは、問題の5機種のうち3機種だけだ。

事の起こりは4月18日、AppleがSamsungに対して、iPadとiPodのデザインを「そっくりそのまま」コピーしていると非難したことだった。韓国拠点のSamsungは、Appleの方こそコピーしているとやり返した。1~2ヵ月の応酬の後、Koh判事の先週の裁定により、事態はApple側に傾いたようだ。

興味深いのは、SamsungとAppleがかなりの共生的関係にあることだ。SamsungはiPadとiPhoneの製造に必要な液晶パネルと半導体を提供しており、AppleはSamsungのナンバーワン顧客として際立っている。それにもかかわらず両社の法務部門の間で起きているこの陰惨な争いは、この関係に亀裂をもたらすかもしれない。

[via Mobiledia]

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(翻訳:Nob Takahashi)