Y CombinatorのPaul Graham曰く: 目がキラキラした, ふてぶてしい人でないとだめ

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TechCrunch Disrupt NYCの二日目の幕開けは、Y Combinator(略称: YC)の協同ファウンダPaul Grahamへのインタビューだ。お相手したのは、優れたインタビュービュワーでありジャーナリストでもあるCharlie Rose。話題はもっぱら、Paul Grahamは成功しそうな人物をどうやって見分けるのか?

Grahamによれば、アイデアを売り込みに来た人に対する彼からの第一声は、”どんな人たちが協同ファウンダかね?”だ。一般的に、アイデアそのものはあまり重要でない。ファウンダたちがしょぼい連中なら、アイデアもつまらないし、逆に、とても良いアイデアなら、ファウンダたちも輝いている。

“自分が一体何をしたいのか、それをはっきり打ち出せる人でないとね。スタートアップを始めたい人は、そんな人でなければならない。受け身で、おずおずした態度ではだめだ”、とGrahamはのたまう。

Roseが重要な質問: そういう強い決意のある人を、たった10分(Y Combinatorの面接時間)で見つけられるのか?

Graham曰く、それは簡単な問題ではない。”決意については、だまされることもある。人が馬鹿か利口かは、10分もあれば分かるけどね。でも、10分という時間内に、自分の決意を表明することはできるはずだ”。また、YCのパートナーたちは、精神的な柔軟性を求める…”きみのアイデアを90度回転させたらどうなる?”と尋ねて、その答を聞く。”それもいいですね、と答える人もいれば、でもそれはぼくたちがやりたいことではありません、と答える人もいるね”。

もう一つ重要なのが、ふてぶてしさだ。Grahamによれば、”スタートアップは、やや常軌を逸したことをしなければならないことが多い”、だから、”それが平気でできる人は、目がキラキラしている。従順な社員タイプの人ではだめだ。これまで、人から言われたことだけをやってきた人は、要らないね” 。

GrahamがLooptのファウンダSam Altmanに初めて会ったとき、Samはまだ19歳だった(”19歳と40歳の出会いですね”とRozeが茶々を入れた)。実はAltmanは最初は断られたが、しかし彼は”まるで40男のように”、しつこくしつこく迫ってきた。どうしてもYCのプログラムに参加したい、と食い下がった。

今は再びバブルだ、という説も多いが、Grahamにとっては、”投資単価が高くなっているのはイヤだが、バブルという言葉は使いたくない。それほどの狂気はない。ただ、今どんどん高くなっているから、今の内に資金を調達しろ、明日になると相場が高すぎて無理かもしれない、と忠告している”。

Grahamによれば、YCのパートナーたちは基本的に、”自分たちのような人”を求めている。VCたちはMBAを求めるが、YCが求めるのは起業家だ。Roseはそれを受けて、YCの投資先の人たちの共通項が、まさにそれだね、と応じた。

インタビューのそのほかの聞き所は;

  • YCの最新のラウンドは62社が対象、うち9社がYCの卒業生
  • YCも初めは、ふつうのエンジェル投資家だった。集団育成みたいなことも、最初は投資対象をよく知るためにやったことにすぎない
  • エンジェルラウンドの終わりとVCの始まりの境目は、およそ100万ドルだ
  • YCの受け入れ率は約3%
  • YCの成功ベストテンは: Dropbox, Airbnb, Loopt, Heroku, Scribd, Grepplin, Xobni, Justin.tv (彼は名前をいくつでも挙げられそうだった)
  • Y Combinatorは拒絶した企業のその後–とくに成功した企業–を追っている。とくに、MITの教授でYCのパートナーRobert Morrisは、採点が辛いことで悪名高い。彼が落第点’C’を付けた企業が、のちに大成功したことがある。だから、Morrisが低い点を付けた応募者は、必ず再チェックしている
  • YCが育てた企業の時価総額合計は、今約30億ドル。彼らへのYCの投資総額は、およそ500万ドルだ



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))