ふつうの人たちがプロジェクトに投資するKickstarter, 2009立ち上げ以来24000件/総額$60Mを達成

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Kickstarterは、プロジェクトの資金をおばあちゃんにねだらずに仲間で支える、という目的で始まった。そして今日まで、何千ものプロジェクトを支え、音楽のアルバム制作から映画、各種ハードウェアやソフトウェア、などなどに対し、総額6000万ドルを集めてきた。

ニューヨークで行われたTechCrunch Disruptで、本誌のJohn BiggsがKickstarterのYancey Sticklerや、Kickstarterで成功したガジェットメーカー数人とともに、ステージ上で座談会をした。GlifCosmonautのDan Provost、LoogのRafael Atijas、SafecastのSean Bonnerらだ。全員がKickstarterからの資金で最初の製品を完成させている。今では、Glifのない世界なんて、想像するだけでも怖いよね。

Kickstarterでは、投資家ではなくふつうの人たちがプロジェクトに投資する。つまりそれは、クラウドファンディング(crowd funding)だ。2009年の立ち上げ以来、これまで24000のプロジェクトを受け入れてきた。ガジェット(ハードウェア製品)はそのわずか20%だ。もっとも多いのは映画と音楽である。全員が成功するわけではない。24000のうち、目標額を集められたのはわずか8500だ…その多くは映画制作で、総額が2000万ドル。テクノロジとデザイン関連では、成功したプロジェクトに総額700万ドルが行った。

成功率が低いことに関連してYanceyが、金集めのコツを述べる。まず、Kickstarterを物作りのために利用すること。会社を作るため、ではだめ。抽象的なものではなく、具体的な物であること。とくにハードウェア製品は、具体性が鍵だ。第二に、なぜそれを作りたいのかを、情熱を込めて説明すること。Loogギターを作ったRafael Atijasは、コンスタントなアップデートと透明性が鍵だ、と言う。Kickstarterのプロジェクトはふつうの人が投資するから、そういう人たちは、自分の投資に関して情熱的であるだけでなく、相手の人物にも関心を持つ。だから、コミュニケーションが何よりも重要。

Kickstarterは、今も急成長している。プロジェクトの掲載申し込みは1日に300件あり、それはちょっとふるいにかけてから載せる。Yancey曰く、立ち入った干渉はしないが、安全のために一定の基準はある。たとえば、チャリティーは受け入れない。多くのクラウドソース(crowd-sourced)のサイトと同様に、成長とサイトの人気増大が車の両輪のように進む。GlifやLoog の成功によって、Kickstarterがガジェット界隈で俄然人気になり、またKickstarterの映画が5本もSundance映画祭に出たり、ドキュメンタリー Sun Come Upがオスカーにノミネートされたりで、映画制作者のあいだでもKickstarterはますます頼りにされている。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))