[jp]ソフトバンクの「スマセレ」はスマートフォン向けのアプリ入り「きせかえ」だ

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Androidの携帯電話機がいろいろと出回り始めている。興味深いのは「差別化」なのか「使いやすさ」の追求なのか、キャリアやメーカーが独自の工夫を凝らし始めたモデルやサービスが出ていることだろう。たとえば、先日発表のあったauのiiidaの電話機は独自のユーザーインターフェイスが搭載されていて、Android端末とは思えないユーザー体験を提供してくれる。

こういった工夫は使いやすいものであることが前提だが、僕らギークとは違うユーザーがこれからどんどん使い出すということを想定すれば、歓迎すべきことだろう。もちろんOSのバージョン時にちゃんとアップデートされるかは気になるところだけれど。

で本題に入るが、今日、ソフトバンクモバイルはAndroidの端末向けにカスタマイズされたホーム画面のユーザーインターフェイスの提供と、あらかじめ用意された複数のAndroidアプリをパッケージにして提供する「スマセレ」を発表した。スマートセレクトの略名だと思われるこのサービスは、ガラケーで一般的だった「きせかえ」機能にいくつかのアプリがセットになったものだと思えばいい。

このスマセレのパッケージは複数存在していて、たとえば、ファッション誌のCanCamがプロデュースした「CanCamセレクト」であれば、女性が初めて導入するのに最適だと思われるアプリが提供されたり、あるいはフリーマガジンのR25がプロデュースした「R25セレクト」であれば、同誌の読者であるビジネスマン向けのアプリが提供されることになる。

興味深いのは「mixiセレクト」かもしれない。すでにmixiはAndroid携帯電話機とmixiのサービスを連携させたソーシャルフォンサービスを提供しているが、「mixiセレクト」ではサンシャイン牧場やpixivFriendAppのようなアプリが搭載されていて、mixiアプリでIDとパスワードの設定をしていれば、これらのアプリは特にログインの設定をしなくても、mixiと連携するようになっているという。

アンドロイドマーケットでは自分にとって有益なアプリがどれなのかはわかりずらい。特に初めてスマートフォンを使うユーザーにとってはハードルの高い作業だろう。そもそも、いままでガラケーを使っていたユーザーは、Androidを使うのにわざわざGoogleのアカウントを作る意味すらわからないかもしれない。スマセレはそういった問題を解決してくれるように思える。プリインストールと違って、自分が選んだテーマによって勧めてくれるアプリも違うので、よりユーザーに適したアプリを手に入れられる可能性は高い。

こういった機能を提供をするために、スマセレで提供されるアプリはアンドロイドマーケットでダウンロードする形式ではなくて、ソフトバンクモバイルが独自にホストしてそこからダウンロードされるようになっているようだ。もちろん、同じアプリをあとからアンドロイドマーケットでダウンロードしても問題ない。

このスマセレは本日発表の大人女子向けもスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH J」向けに6月上旬に提供され、それ以降の端末で順次対応機種が拡大されていく。

日本マーケットに合わせたスマートフォンはガラスマと揶揄されているが、こういったカスタマイズのアプローチは過渡期であるがゆえに興味深い。アプリの流通やそのビジネスにどういったインパクトが起こるのかは、後々確認してみたいところだ。