[jp]iOSの人気ソーシャルゲーム「カイブツクロニクル」は1日に200万円売り上げる

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アフィリエイト企業として知られるアドウェイズはソーシャルゲームプロバイダーとしてもいち早く市場に参入している。2009年10月にはmixi向けのソーシャルゲームとして「カイブツライフ」を投入している。これをもとにスマートフォン向けに新たに作り直したソーシャルゲームが「カイブツクロニクル」だ。このカイブツクロニクルは少なくとも国内のiOSの市場ではトップセールスを続けているまさに怪物アプリである。

昨夜行われたスマートフォンに関する勉強会で、このカイブツクロニクルが1日に200万円売り上げることをアドウェイズのスマートフォンディビジョンマネージャーの野田順義氏が明らかにしてくれた。ただしこの数字は毎日というわけではない。

カイブツクロニクルがiOS向けに公開されたのは、今年の1月で、おおよそ6カ月でダウンロード数は40万となっているという。4月にはAndroid版も投入している。デイリーのアクティブユーザーは5万人程度で、そのうち1日3回以上起動するユーザーが75パーセントを占めるという。Android版のダウンロード数は数万程度なので、実質はiOSユーザーがほとんどを占めている。

無料アプリとしてダウンロードできるカイブツクロニクルの収益は、多くのソーシャルゲームと同様にゲーム内で必要になる通貨(ゴールド)を購入することで成り立っている。それ以外はリワード広告である(リワード広告は全体の売上の1割程度だそうだ)。

App Storeの各ランキングで1位や上位を獲得しており、昨日時点ではトップセールスで2位、トップ無料で91位、ゲームカテゴリで31位となっている。注目すべきはトップセールスのランキングで、これはiOSの課金システムを使って売り上げた額の多いアプリのランキングだと考えられる。すなわち、アプリ自体の額やアプリ内課金で売り上げた額の順にランキングされているわけだ。

カイブツクロニクルは先週末にトップセールスランキングで1位となり、その際の1日の売上が200万円だったということだ。つまり、毎日1位であれば月商6,000万円ほどになるわけだが、実際は数千万円程度だと野田氏はいう。

現在、このランキングではセガのKingdom Conquestが1位の位置にいる。カイブツクロニクルも先程の話あるように1位になることもあるようだが、実質はKingdom Conquestが1位にい続けているので、国内のiOSの売上実質ナンバーワンはこのKingdom Conquestではないかと野田氏が話してくれた。

国内ではガラケーのソーシャルゲームではmobageの怪盗ロワイヤルや戦国ロワイヤルがいずれも月商10億円を超えているとDeNA取締役の守安功氏が公言しているように、大きなセールスとなっているが、スマートフォンの世界でも少しずつそのきざしがみえてきているようだ。

なお、mobageやGREEのiOS向けのソーシャルゲームはウェブベースのため、iOSの課金の仕組みではなく外部の課金の仕組みを使っているので、アプリのセールスランキングには入ってきていない。

ところで、なぜカイブツクロニクルは成功したのかということについて、野田氏は「タイミング」だと強調していた。

というのも、mobageやGREEがまだスマートフォンの展開が本格的になる前に開発を着手したことにより、友人を誘う機能がなかった。そのため、App Storeのアプリ紹介ページのレビューが掲示板のようになり、非常に活発な書き込みと高い星を獲得したのだという。このため新規のユーザーが流れこむ結果になったようだ。

こういった手法は同じことを繰り返せるものではないが、興味深い話ではある。参考までに野田氏によるカイブツクロニクルの資料が公開されているのでここに掲載しておこう。