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APIの総合百貨店をねらうMashapeが今日から非公開ベータ–自分のAPIも売れるぞ!

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Mashapeの経歴は、ちょっと変わっている: このイタリア生まれのスタートアップは2年間、母国で出資者を探したが、どこへ行っても断られた。そこで2009年にシリコンバレーに引っ越し、すると、3週間足らずで資金が得られた。わずか$100K(10万ドル)だが、これだけあれば本格的なサービスを構築できる。まさに、粘り勝ちだね。もちろん、優れたアイデアと、対象市場が上昇機運であることも、重要だけど。

みなさんもお気づきと思うけど、このところAPIがブームだ。TwitterのAPIは1日に150億回呼び出されている。昨年のGoogleとFacebookはそれぞれ1日に50億回、Amazonが今S3に保存しているオブジェクトは260億以上あり、それにSaleforce.comはそのトラフィックの半分がAPIからだ。という次第だから、今日(米国時間6/2)から非公開ベータに入るMashapeは、このAPIブームの波に乗って稼ぎたいのだ。同社が提供するものは、デベロッパがAPIとそれに関するあらゆる情報を簡単に発見、配布、そして消費できるためのマーケットだ。

昨年11月に Augusto Marietti、Marco Palladino、Mike Zoncaの三名が創業したMashapeは、EtsyGithubを足して2で割ったようなサービスを目指していて、いわばAPIのなんでもありの総合百貨店として、APIの発見や、販売、配布、それにハッキングができるようにしたい、と考えている。このプラットホームでは、シンプルなウィザードを使って、どんなJSON APIでも提出提供でき、それを、ハッキングしたくて待ちかまえていたデベロッパのコミュニティが利用する。さらに、PHP、Ruby、 Python、Object C、Javaという5種類の言語によるクライアントライブラリを自動生成する。

APIの消費者は、単一のDeveloper Keyと標準インタフェイスを使って、Mashapeに載っているAPIをどれでも利用できる。だから、Mashape上のAPIは、一つ使い方をおぼえればほかのAPIもすべて使えるようになる。またMashapeがオンラインで提供しているTest Consoleを使えば、自分のAPIのテストもできる。

今Mashapeが提供しているAPIは110セットで、公開のものも非公開のものもある。これまでここで行われたAPIに関する検索は22000回に達する。APIの在庫はとても多様で、高校生などの宿題を助けてくれるものがあるかと思えば、いろんな音楽サービスや写真フィルタのAPIもある。また、”DNAの操作”とか”ニトロアクセラレータ”など、なんだかよく分からないものもある。

“APIには無限の可能性があると信じている”、とMashapeの協同ファウンダAugusto Mariettiは言う。“’ニトロアクセラレータ’は、ぼくにも分からないけどね”。Mashapeの上にあるAPIは、無料と有料の両方だ。同社は今日、ユーザが自分のJSON APIを有料化するためのシンプルな無料のツールを立ち上げた。APIをMashapeのリストに載せたユーザは、一度クリックするだけで料金表をセットアップできる。ユーザは月額料金やAPI呼び出しの上限回数、追加料金などを設定できる。なかなかクールだ。

ユーザの開発目的は企業サイトがほとんどだから、共通の話題も多いので、同社はマーケットにソーシャルな層を加えてAPIのコミュニティを充実できるだろう。それはほかのスタートアップや独立のデベロッパにも役立つはずだ。APIにソーシャルの層をかぶせることによって、友だちの利用動向なども分かるようになるので、APIの発見の困難や信頼性といった問題も解決できる、とMashapeは期待している。

TechCrunchの読者は非公開ベータに招待されるので、Mashapeのホームページで登録しよう(メアドを入力する)。なお、そこで問われる質問の答は、“var x”だ。

Mashapeについて詳しくは、下のビデオを見て:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))