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SSDにこだわることをやめたRethinkDBが高速データベースを一般公開へ

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2009年の7月に書いた記事で、Y Combinatorが支える意欲的なスタートアップRethinkDBを紹介した。同社が取り組んでいたのは、SSDを使用するまったく新しい種類のデータベースだ。それは、なかなかそそるアイデアだった。SSDは従来の円盤を使うドライブよりも高速で信頼性が高い。しかも、徐々に手の届く値段になりつつある。しかし、RethinkDBを頓挫させたのは、従来型のドライブを使う人があまりにも多い、という事実だ。AWSのようなサービスのユーザも、まさにそういう人たちの一部だ。そこでRethinkDBは、方向転換をすることに決めた。ファウンダのSlava Akhmechetはこう言う: “このままではせっかくの資金を有効に生かせないから、やり方を変えることにした”。

そして今日(米国時間6/6)、その新生RethinkDBが、バージョン1.0を一般公開した。それはNoSQLの実装で、SSDでも従来のドライブでも、あるいはAWSのようなクラウド上のサービスでも使える。MySQLに別れを告げ、今では全面的にMemcachedをサポートする。

Akhmechetによれば、ユーザがRethinkDBを使う主な動機はスピードだ。今市場にあるそのほかのソリューションよりも、8倍は速いそうだ。彼は加えて曰く、”特定のアプリケーションを速くするのは比較的簡単だが、どんな用途に対しても速くするのは難しい。RethinkDBは、誰がどんな目的に使っても速い”。同社が行った詳細ベンチマークの結果が、このページにある。ロードタイムが速いだけでなく、Akhmechetによれば、RethinkDBでは使用する資源の量が少なくなるので企業の経費節約に貢献する。たとえば、これまでEC2の上で大規模に構築されていたサービスを、もっと安上がりな層に、パフォーマンスを劣化させずに移行できる。

RethinkDBのWebサイトは、こんなユースケースを挙げている:

キャッシングのインフラにおいて、Memcachedに代わるものとして利用できる。あるいは、MembaseやMemcacheDB、Tokyo Tyrant、Schooner Membrainのような、Memcached互換のキー-ヴァリューストア製品の、より高速な代替としても使える。RethinkDBは多様なワークロードとエッジケースにおいて、並外れて高いパフォーマンスと信頼性を維持できるよう、設計されている。それは、以下の理由により有用である:

  • 他製品では対応できない重要なワークロードを扱う(たとえば、高速な立ち上げ時間、データがRAMを去るときの高いパフォーマンス、非定常的なバーストアクティビティ、きわめて偏った、あるいは可変な、リード/ライト率、大きなデータベースサイズ、など)。
  • 高度な耐久性チューニングを提供し、アドミニストレータにパフォーマンスと耐久性のトレードオフに関し、完全なコントロールを与えることを保証する。
  • キャッシングとキー-ヴァリューストアのインフラのパフォーマンスを大幅に向上し、既存のハードウェアでの、高負荷へのスケールを可能にする。

同社は今、複数の人気サイトと同社ソフトの採用に関し商談に入っているが、まだその社名等を話せる段階ではないそうだ。

RethinkDBはいわゆるフリーミアムで、無料のプランと有料のプランがある。無料でも商用ライセンスが得られRethinkDBの全機能を利用できるが、有料プラン(年額1500ドル)では将来のあらゆるアップデートが完全にサポートされる。無料プランにもセキュリティのアップデートはあるが、今後の新機能は提供されない。大企業に対しては、ディスカウント販売もある。

RethinkDBは2010年4月に$1.2M(120万ドル)を調達し、今また、非常に高い評価額により新規ラウンドを進めている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))