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Financial TimesがAppleのiTunesをバイパスするためにHTML5のWebアプリを立ち上げ

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The Financial Times(略称: FT)は、そのiOS出版に関しAppleに30%を取られたくないので、HTML5によるWebアプリケーション立ち上げた。読者はタブレットやスマートフォンからコンテンツにアクセスできる。

このWebアプリケーションのデビューの一環として、FTは最初の週の無料アクセスを提供する。

FTのCEO John Riddingは次のようなコメントで、Appleにそれとなくジャブを見舞っている:

“FTのWebアプリケーションは私たちの顧客に、私たちのグローバルなジャーナリズムにいつでもどこでも、一回ごとのログインまたは定期購読制によるアクセスを提供し、それにより柔軟性と選択の自由を提供する。複雑なデジタル化がますます進む今日の世界で弊社は、弊社のサービスを、シンプルで使いやすく効率的なものとして維持し、顧客にFTのジャーナリズムの可能なかぎり最良の体験を与えたいと願うものである。”

ブラウザからアクセスするこのアプリケーションは、記事のショートカットを保存するとそれにオフラインでアクセスでき、またアプリケーションの新バージョンをダウンロードしなくても自動的に–つまりサーバ側で–アップデートされる。コンテンツは、タブレット向けに最適化されている。

やがて提供される‘クリッピング’という機能により、ユーザは記事を、タブレットやPCの上で後で読むことができる。なんか、聞いたことのある機能だね(この記事の中に“リーディングリスト”を探してみよう)。

FTは、このWebアプリケーションが最初はiPhoneとiPad向けに最適化されていることを認め、今後はAndroid機やBlackBerryのPlayBookにも対応させると言っている。

登録会員は、各月10編までの記事を無料で読める。

数週間後にAppleは、売上の30%というパブリッシャーに対する課金を開始し、またコンテンツの購読者は各アプリ直接ではなくiTunes App Storeからサインアップすること、という規則を施行する。

FTはこのアプリに関する同社のQ&Aで、Webアプリケーションには利点が多い、各種の製品別にネイティブアプリを開発することは”業務的にも財務的にも管理不能”となり、Webアプリならユーザは新しい変化や機能をすぐに見ることができる、と言っている。

しかもWebアプリなら、App Storeのような余計なリリースプロセスがないし、ハードウェアのAPIへのアクセスなど、技術的なアドバンテージもある、と。

また、HTML5のアプリを作るというチャレンジについては:

ネイティブアプリや、あるいは同じHTML5でもデスクトップの開発のために提供されている豊富なドキュメンテーションが、モバイル向けWebアプリケーションの開発のためには存在しない。さらにまた、機能テストとパフォーマンステストの両方に関して、通常の試験ツールも存在しない。そこで弊社は、正しく動作するアプリを作るために、自分たち独自のシステムと工程を発明せざるを得なかった。

このニュースに関する、アナリストBenedict Evansの見解も、ぜひ読むべきだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))