既存のWebアプリにリアルタイム機能を導入できるAPIサービスPusherがHerokuのファウンダらから$1Mを調達

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進化をやめないWebの中で、今とくに需要が大きいのが、Webアプリにリアルタイム機能を盛り込むことではないだろうか。しかしもちろん、自分のアプリにリアルタイム機能をシームレスに導入することは、決して容易ではなく、デベロッパは完全に新しいフレームワークを勉強しなければならなかったり、あるいは既存のインフラストラクチャのコンフィギュレーションで悩まなければならない。

こういう問題に対処するためにPusherは、デベロッパがリアルタイムのコラボレーション機能を持つWebアプリを短時間で作れるための、ホスティングサービスを構築した。デベロッパがやることは、それのクラウド上のAPIを呼び出すだけである。Pusherを利用するデベロッパは、その無料のサンドボックスアカウントにより、既存のアプリにもリアルタイム機能を持ち込める。対応する言語とプラットホームは多く、小さなサイトなら無料だ。と、ここまではよろしい。Pusherは2010年3月にベータを公開し、これまでに約90億のメッセージを配布した。ユーザとして登録しているデベロッパは4000人以上、Groupon、Slideshare、Togethervilleなども利用している。

上の画像はWord2のスクリーンショットだが、この多人数参加型のゲームでは、ユーザが置いたタイルが、その盤面を見ているほかのプレーヤーたちにリアルタイムで反映しなければならない。それを実現しているのが、Pusherのリアルタイム技術だ。そのほか、いろんなデベロッパによる、Pusherのリアルタイム機能のすばらしい用例を見て見たい人は、ここへどうぞ。

Pusherの考えでは、2009年のHTML5の規格にWebSocketが導入されたことによって、リアルタイム技術が今後のWebブラウザとサーバの重要な進化を促すだろう。Pusherだけでなく、Orion Henry、James Lindenbaum、Adam Wigginsといった投資家たち(彼らはクラウドアプリの展開/スケーリングプラットホームHerokuのファウンダだが、それは2010年にSalesforce.comに売った)や、そのほかのVCたちやエンジェルたちにも、まさにそう考えているのだ。

協同ファウンダのMax WilliamsとDamien Tannerらが率いるPusherは今日(米国時間6/9)、$1M(100万ドル)のシード資金の調達を発表した。このラウンドを仕切ったのはロンドンの初期段階VC Passion Capitalだ。これに参加した投資家は、上記Herokuのファウンダたち、サンフランシスコのエンジェルBill Lee(Remarq、Teslaなどにも投資)、ニューヨークのMI Ventures、そしてGreg Marsh(元Index Ventures、One Fine Stayのファウンダ)だ。

Pusherは新たな資金を使ってそのリアルタイムプラットホームの機能拡張を図り、Web上のリアルタイム機能の採用を促進する。そして今後の収益源としては、6月半ばに有料プランの提供を開始する予定だ。

“Pusherは、新しい世代のデベロッパのために構築されている。彼らは、自分のすばらしいアプリを作ることに集中し、インフラストラクチャのコンフィギュレーションなんかに時間と精力を割きたくない、という世代だ”、Herokuの協同ファウンダでPusherに投資しているAdam Wigginsは、こう語った。

〔余計な訳注: Pusherは、「push屋」…リアルタイムプッシュ機能の実装提供…という意味ですね。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))