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電池か?エンジンだよ!, エンジンか?電池だよ!: ClarianLabsの回転ピストン発電機

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エネルギー技術のインキュベータであるシアトルのClarianLabsが、Rotary Piston Generator(RPG, 回転ピストン発電機)と呼ばれる製品の特許を公開した。同社はこれが、電池というものの従来の概念を覆し、とくに車の中などではこれがまさに新しい電池として、これまでなかった電池の使われ方で利用されることを期待している。

持ち運びできるエネルギー保存装置として、従来の電池は”化学的な”製品だが、RPGはむしろ、機械的な製品だ。ただし同社からのメールでは、そのエネルギー容量は従来の電池の10倍はある。それは使用する燃料にもよるが、’燃料’という言葉が出てくるぐらいだから、この’新電池’は実は、とても小さくて高効率な’エンジン’なのだ*。〔*: 参考記事。〕

ClarianLabsの特許文書によれば、RPGには”回転ピストンの内側の固定シャフトの周りを回転する誘導電機子”がある。電機子と(固定)シャフトが互いに相対的に回転するに伴い、電気が生成される(ディーゼルエンジンの場合のように)。

RPGは別途、発電機やスターターやギアボックスなどをいっさい要しない。用いる燃料は、ガソリン、灯油、プロパン、天然ガス、エタノール、メタノール、水素など、なんでもよいとされている。

ClarianLabsはまだ売上がなく、社員数は5名だ。同社は以前、持ち運び型のソーラーモジュールSmartBoxで、GE主催2010年Ecomagination Challengeの消費者製品部門で優勝した。それもやはり、持ち運びできて任意の装置の電源となる、つまり電池のような、発電装置だ。熱源は今回のように燃料ではなく、ソーラー(太陽熱)だったが。

ClarianLabs(およびClarianPower)の社長Chad Maglaqueによれば:

“弊社は、クリーンテクノロジのためのDolbyやDysonのような、テクノロジのデベロッパでライセンサー(ライセンス供与者)だ。現在は開発パートナーを求めている…目当ては国防総省、エネルギー省、自動車メーカー、航空機メーカーなどだ。電気自動車用の軽量コンパクトな補助電源(レンジエクステンダー)として使われるのが、いちばん自然だと考えている。それはちょうど、週末のドライブ旅行で、(狭い自然路用に)バイクを積んで出かけるようなものになる。”

この製品はまだ、実動使用におけるデータが存在しない。〔参考文書。〕

[編集部注記: 可搬型電源のより効率的な新しいアイデアは、いつでも心をワクワクさせるが、常時大量にある特許申請のうち、本誌が取り上げるものは、その企業にクリーンテクノロジに関する受賞歴があり、しかも審査員たちが商用性を重視して審査した製品やアイデアが中心である。商用性の判断は、ぼくはあまり強くないからね。]



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))